デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」で「CAD鉄」に挑戦!プラレールのレールを造る。ちょっとビックリな壊れ方したけど復活
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↑B


2016.11.10

デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」で「CAD鉄」に挑戦!プラレールのレールを造る。ちょっとビックリな壊れ方したけど復活


君は「CAD鉄」って言葉を知っているか?撮影が好きな「撮り鉄」とかの一種で、電車の模型をCADで設計して3Dプリンターとかで作っちゃう鉄道オタクの事らしいw。検索するともの凄い人が沢山出てくる。

その前に1つトラブル報告。印刷中に突然印刷ヘッドの動きがメチャクチャになり空中に印刷し出したので緊急ストップ、「Auto HOME」してもまともに動かない。よく見ると3本のモーターで駆動するベルトの1つがまったく動いていない。いきなり壊れたのか、、、、修理のため発送とかモーター交換とか面倒過ぎるぜとか思ったが、よく動きを観察すると、、、、、

モーターは動いているけど、ベルトが回っていない。よく見るとモーターとベルトを駆動する歯車が連動してなくて、歯車にはねじ穴が見える。

もしや。。。。と思って3Dプリンタの下を見てみると

落ちてたwww。すごく小さいネジで元の穴に入れて締めるのに苦労したけどどうにか直りました。こんなところ定期的にチェックする必要あるのかよー。

今回印刷したのはこれ↓

 最初は寝かせて印刷しようと思ったんだけど、どうも寝かせた状態だとステージの端の方がステージ接着部分の時点で変になる。印刷ヘッドの動作時にも異音が、、、まだ検証してないけど3Dグレコはカタログでは「印刷スペースはXY方向に直径160mm」って書いてあるけど、直径150mmを超えると変になるかも。後で検証します。


 仕方ないのでCuraでオブジェクトを立ててからスイラスしGCODEデータを作成しました。印刷設定としては細かい部分はどうでも良いのでレイヤーの高さは0.2mmに、また前回アドバイスを受けた通りにInitial Layer Heightも0.2mmに。初期設定のSupport Overhung Angleは50度なんだけど、これだと曲がったレールをサポート無しに印刷することになり不安だったので、25度に変更。25度設定だとびっしりとサポート材が用意されます。Curaの画面で最近気がついたけど、赤色で表示されているのは足場が下に無くて危ないよーって部分なのかな?


 無事1発で印刷完了、Initial Layer Heightの0.2mmは非常に重要だね、これまでよりもビックリするほどステージに強固に接着しており剥がすのに苦労するほど。


ステージから剥がして手に持ったところ、びっしりとサポート剤で覆われていますが、必要無い部分はレールとはくっついていないので固まりでボロっととれます。


しかし、実際に土台として使った上方との接着部分はしっかりついており、なかなか綺麗にとれない。ペンチで時間をかけて剥がしていく必要があります。


↑綺麗にサポート材を剥がし、市販のレールとつないだところ。横方向はぴったりですが、微妙に厚みが厚すぎる感じ。元々のモデルがおかしいのかな?強度は十分で、普通のプラレールよりも固い印象。曲がり強さは不明です。

材料費はフィラメントの必要長さが14mでしたので140円ぐらい。

子供大喜び、「パパが作った〜」とか言ってます。

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■ ■ ■ コメント ■ ■ ■

いいっすね!=18
001 [11.10 12:55]hoge:既存で存在する部品のコピーじゃないから、著作権的に一応たぶんきっと問題ありません的な部品か。むかーし、レゴ完全互換(笑)ブロックが摘発されてたから、現物を完璧にリプレイス出来る部品作るときは気を付けなよ?。 (1)
002 [11.10 14:26]@OCN:回転軸に使う止めネジは振動で緩んじゃうのでネジロック剤塗って締め直しましょう (2)
003 [11.10 14:36]初代:芋ネジ久々に見たRCではピニオンギアによく使ってるよね (3)
004 [11.10 14:47]ななふし@InfoWeb:精度が出るようになったらGMとマイクロエースが潰れちゃう? (2)
005 [11.10 16:24]@Odn:ホロセットビスにネジロックつけないで止めるとかwでもシャフトはDカットしてるから設計的にはちゃんとしてるんだな。 (3)
006 [11.10 19:59]こた:CAD鉄って初めて聞きました。これはお子さん喜ぶでしょうねえ。 (1)
007 [11.10 20:00]とくめーい@Excite:指黒いなー (1)
008 [11.10 20:15]ぽな@Biglobe:キレイに出てますねぇ。自分なら長手方向を水平にして、サポートはタッチングビルドプレートでフィラメントを節約しますかね。KSSlicer使うとサポートの量をスライダで加減できます。 (1)

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デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」でうまく印刷するためのTIPS

(1)印刷するためのコード「.gcode」ファイルはフリーソフトCuraで落ちているデータ「.stl」から作れる。
(2)Curaの設定でスタートアップコードにステージの高さをキャリブレーションするためのG29コードを追加する。
(3)ヒートベッドが搭載されていないのでABSは印刷しにくい、PLAの方が綺麗にゆがみなく出力可能。
(3)ABS樹脂でもPLA樹脂でも、ステージには「消え色ピット」をまんべんなく塗り、乾かして使用する。ゴミが溜まってきたらステージを取り外し、水につけると綺麗に取り除ける。マスキングテープをはり、その上に「消え色ピット」を塗るとステージを外して掃除する手間が省ける。
(4)ヘッドが変な動きをしたらモーターとベルトをつなぐイモネジがゆるんでいる可能性があるので締める。
(5)Initial Heightを0.2mmにするとしっかりステージに印刷するオブジェクトが固定される。
(6)印刷前にgcodeファイルをRepetier-Hostなどで確認すると良い、ポイントはきちんとステージに設置しているか、Brimは十分かなど。
ありとあらゆるノウハウがあるのでこのページに書かれている事を最初から最後まで熟読すると良い。



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