アホ日記2005年10月の日記(feelDiary by usePocket)
僕はアホ 親公認のアホ。いつも、何かが起きるんだよー

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[2005年10月23日 18:37]
ザァイジェン。

ついに新しい仕事が決まりました。

苦節3ヶ月…コンビニから始まり…ファミレス…居酒屋…パチンコ屋…大好きなアイ
スクリーム屋などの面接を受けてきましたが、ことごとく失敗に終わり、最後にたど
り着いたのが…

新宿2丁目のゲイバーです。


面接に行くまでゲイバーだとは知らず、ただ愛読紙である日刊ゲンダイの求人欄に『
やる気があればだれでも採用』に目を光らせただけなのです。

ぼくの頭の中には、ベートーベンの第五交響曲が鳴り響きました。

そう、これは『運命』なのです。

僕は、新宿2丁目に運命的な力で導き出されたのです。

僕は純粋なゲイではまったくないですが、周りには『アイアム、バイセクシャル!』

と公言してるほど、ゲイに理解があります。

『アイアム、素人チェリー』と一緒にTシャツも作ろうかと考えたぐらいです。

でも、正直いって不安です。

だってゲイじゃないんですもん…。

ただゲイの人には、どんな人生を送ってきたらそうなるのとか、何を食べたらゲイに
なれるのとか、同性に性欲がわく心理など聞きたいことや知りたいことがいっぱいあ
るのです。

なので明日、潜入取材的な1日体験入店してきます。


アーメン。

[2005年10月25日 18:55]
ホモの街、新宿。

今日、新宿2丁目のゲイバーに体験入店してきました。


まさに地獄の体験でした。


客が、何人かいる男の中から指名をして、酒を飲みながら、しばし談笑して、気に入
ったら外に連れ出せるシステムでした。

僕は、『誰でもいいや』という50を過ぎた白髪のオッサンにつかされました。

いきなり、『アナル舐めできる?』と言われ、『え?僕があなたにですか?』と聞く
と、『あたりまえじゃねぇかよ!』と怒られたので、僕は『できますよ。特技アナル
舐めですから』とホラを吹きました。

すると、普通なら、ヒいてくれるはずが、『いいねぇ!じゃあ外に出ようか?』と言
われ、『え?外でなにするんですか?』と聞いたら、『なにを言ってるんだよ!セッ

クスだよ!』と、ものすごいストレートに言われました。

『あの…いま生理中なんです…』

と言うと『なにが生理中だバカ!』と言われ、『イボ痔なんです』と言っても『そん
なの別に関係ない!』と言われ『き、鬼畜や…』とビビり、こうなったら『実は、女
なんです』と言うしかないと思いましたが、『バレるな…』と思ったので言わずに『
男とセックスして気持ちいいんですか?』と聞いたら、『なんでお前にそんなこと言
わなきゃいけないんだ!』と怒られました。

すると話を聞いていたマスターが僕を呼び出し、鬼のような形相で『行ってこいよ!
あのオヤジ、ノーマルだから、楽だよ』と説得されました。

僕は、いくら貧乏な生活を送ってるといっても、目先のお金よりも、数年後に後悔し
たくないので断固拒否しました。


お金は使ったら、なくなりますけど、後悔はなくなりません。

僕は、『自分には向いていません。帰ります。ありがとうございました。』と言って
エレベーターを降りましたが、終電がないことに気づき、コンビニでお弁当と飲み物
を買い、もう1度ゲイバーに戻り、『始発までいさせてください』と頭を下げました



僕は、もう二度と自分が『バイセクシャル』だなんて名乗りません。

僕はノーマルでございます。

本物のゲイに出会ったおかげで、宇宙人がいてもおかしくないと思えるようになりま
した。

『危ない橋は一度は渡れ』という、ことわざがありますが、今回の場合は、渡ってみ
たら見事に橋が崩れたって感じです。


しかし、僕は、これからも精神力を鍛えるためにも、危ない橋を渡り続けます。