世界を平和にしたいな♪2006年9月の日記(feelDiary by useWill.com)
世界の平和を願いつつも、家庭の平和だけで手いっぱいの介護福祉士、ちゃん が綴る、家事と育児と仕事にまみれる日々

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[2006年9月1日 14:15]
引き取り訓練

例年、職場(施設)の防災訓練に参加するため、子供たちを学校へ引き取りに行けず、ツライ思いをさせていたのですが、今年はついに初引き取りを経験しました。

ったら雨だよ。。。

でも、私の姿を見つけた娘の嬉しそうな笑顔は、何にも代えがたい宝物です。




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[2006年9月3日 1:14]
ER

夜の9時過ぎ。

片付けても片付けても終わらない仕事と格闘していたら、高齢者住宅に住んでいるお年寄りから電話がありました。
お湯を沸かしていて火傷を負ったとのこと。
あわてて飛んで行くと、赤いわ、腫れているわなので、「こりゃいかん!」と都立病院のERへ駆け込みました。

写真でアップできませんが・・・凄いです、ERの待合室。
夜が更けるにしたがって、患者さんが増えていきます。

血まみれの腕をタオルで隠している女性。
泥酔して寝ている男性。
顔から足まで傷だらけで、鼻血まで出している子供。
朦朧とした意識状態で、女性に支えられてやっと歩いている若い男性。
救急車で運び込まれてきた、身元不明、言語不明瞭な、ホームレス風の中年女性。
黙って一点を見つめ続ける女性。
必死に赤ちゃんを抱きかかえて、さすり続ける若い母親。
孫と思しき赤ちゃんをあやし続ける老人。

いったい今夜、この人たちにどんなドラマが起こったのだろうか?

なんて悠長なことを考えながら、日付を飛び越えました。




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[2006年9月3日 16:34]
昼寝中。。。

今年もまた、公園のベンチが気持ち良い季節になりましたね〜♪

ここち良い風が、全身をなでるように通り過ぎて行きます。

公園に誘ってくれた娘に感謝!!

(-.-)zzZ…




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[2006年9月4日 1:27]
家族が寝静まってから

真夜中に自宅でやる事務仕事が、一番はかどるってのも・・・なんだかまずい循環に陥ってる気がします。
(T_T)




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[2006年9月5日 22:54]
調和

統合失調症のKさん。
認知症のTさん。
鬱病のMさん。
発達障害のTさん。
被害妄想のSさん。
ひきこもりのKさん。
借金を重ねて収集がつかないSさん。

みなさんごめんなさい。
実はボクは何もできません。
というか、何かしなきゃいけないのかな?

「あの人が大変だ。」
「あの人をなんとかしてほしい。」
「あの人は問題だ。」
「あの人をほうっておいて良いのか?」
周囲の人たちから、依頼はいっぱいあるのですが、
最近、そのままの状態に調和を感じたりして。
ボクが動くことで満足するのは誰?

誰の課題か?
困っているのは誰か?
きちんと課題を分離して整理すれば答は出ると思っていたのですが。

でも実際の世の中は、もっと感情的なものに左右されているようです。
理屈を振りかざしても、みんなが納得するわけじゃないし。
そんな簡単に割り切れるものじゃなかったようです。

援助って難しい。

だからやめられないんだけど。

ん?

何言ってるんだか。。。

(^^ゞ




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[2006年9月6日 10:29]
センタリング

洗濯物を干しています。
ひとつひとつ。
丁寧に。
気持ちを込めて。

こうしていると、
自分の心が、自分の中心に戻ってくるのを感じます。

やるべきことを、
ひとつひとつ、
丁寧にやっていく。
それで良いんですね。

昨日は、色々な方の、
様々な思いを
受け止めすぎて、
消化不良を起こしていたようです。

まずは、まっすぐと前を向いて、
ひとつひとつ
丁寧に。





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[2006年9月8日 1:31]
お断り

昨日伺ったお宅の門に貼ってありました。

お断り
「暴力」
「押し売り」
「しし舞」

ん?
しし舞!?

(・・?)




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[2006年9月9日 2:5]
漫画「ヘルプマン」

1〜6巻まで一気に読みました。

自分の立ち位置も確認できたし、良い勉強になりました。

介護職にも、そうでない人にもお薦め。
マジ面白いっス!!




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[2006年9月9日 13:52]
町会のお祭りです

昨年に引き続き、フランクフルトを焼きました。

それはともかく。
神様、一年間ありがとうございました。

これからの一年、またよろしくお願いします。
m(_ _)m




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[2006年9月9日 15:26]
金魚すくい♪

娘が果敢にチャレンジしました。

この子たちは残念賞ですが。
(^^ゞ

ぎんちゃんとぐんちゃんだそうです。

早く水槽に入れてあげないと!




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[2006年9月9日 23:41]
三鷹温泉・鷹場の湯に来ています。

今日はよくよく神様に縁があるようで。
なぜか、温泉に御神木がありました。

石川県から運んできたんだそうで。

遠方から運ばれてしまった神様も、ごくろうさまなことです。
m(_ _)m




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[2006年9月10日 15:40]
第二回認知症ケア専門士二次試験

受けてきました。
一次試験(筆記)は、昨年合格しているので、今年は二次試験(面接)のみなのですが・・・。

面接で落とされているってのは、人間性の上で不適格と判断されたってことですから、凄い屈辱ですよネ。

今年こそは受からないと!!

自分としては良い感触だったのですが、果たして。。。

★★★★★★★★★★★★

いい!様

感想ありがとうございます。
m(_ _)m

ホントそうですよね。
生産性と人間の価値は、本来別物のハズなのに。
そういう意味では、不登校、フリーター、ニートの出現・増加という現象は、窮屈な世の中に対するアンチ・テーゼであり、救いなのかもしれませんね。

おでんの画像は、先日の夕飯に、家族揃ってつついたモノなんです。
我が家の夕飯は、仕事柄、ボクか妻のどちらかが不在のことが多いので、先日四人揃った時に
「それじゃ!みんなでつつけるモノ!」
ってことで、季節を無視して作ったんです。夏の終わりに、汗をだらだら流しながら、家族で囲むおでんもなかなかオツなもんです。



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[2006年9月11日 22:48]
18回目の結婚記念日に

息子が学校をサボッて、担任からボクの携帯に、電話が入りました。

驚いた〜。

本人曰く
「英語のテストでまた0点取りそうだったから。」
(>_<)

ちなみに、先生の都合で、テストは明日に延びました。

(;^_^A




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[2006年9月14日 1:13]
明日をも知れぬ身

末期癌のため、「治療の対象ではないから。」と病院を退院させられるF氏のご家族の相談を受け、帰宅する一人暮らしのアパートの部屋を見せてもらい、
「ベッドをどこに置く?」
「風呂はどうする?」
「トイレはどうする?」
といった打ち合わせをしている最中に、携帯が鳴りました。

今度はひとり暮らしのT女史が、転倒して身動きがとれず、一昼夜放置されて、飲まず食わずの垂れ流し状態で発見されたとの連絡でした。

その上、救急車で病院に搬送されたが、診察の結果、「骨に異常がないから。」と腰の激痛を訴えているのに、帰宅を促され、救急外来のベッド上で途方にくれているとのこと。

すぐさま、ワゴン車にストレッチャーを乗せて迎えに行き、以前の職場(特養)のショートステイのベッドを緊急枠で確保してもらい、そちらに搬送しました。

とりあえず、向こう4日間の居場所は確保できたが、その後の行き先はどうする?

それ以前に、この痛がりようは尋常じゃないぞ・・・今日は救急外来での診察だったから、明日きちんと整形外科に診てもらったほうが良いぞ・・・。

ホントにみなさん、綱渡りのような毎日を送っています。

文字通り「明日をも知れぬ身」です。




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[2006年9月17日 23:28]
『世界にひとつだけの花』と嫌悪感

先日、気のおけない仲間との楽しい飲み会に参加し、二次会にカラオケに行きました。

カラオケもいよいよ終盤にさしかかり、最後にSMAPの『世界にひとつだけの花』
の大合唱になったのですが・・・。

実はダメなんです。ボクはこの歌が。

槙原さんはデビュー当時から好きだし、この曲も歌詞も良いとは思うのですが、この歌を大勢の人が合唱している姿を見ると、ど〜しても物凄い嫌悪感を覚えてしまうのです。

なぜ嫌悪感を持ってしまうのか、それがずっと不思議だったのですが、中学に入り周囲とうまくいかずに苦しんでいる息子を見ていて、やっと気づきました。

その歌が、運動も勉強も苦手で、得意なことがなにもなく、肥満児で劣等感の塊だった、幼い頃の自分の記憶を揺さぶるようなんです。

「だって、成績の良い子ばかり先生に誉められてたじゃないか!」
「だって、走るのが速い子が、先生にも誉められて、クラスでも注目されてたじゃないか!」
「だって、かっこ良い子のほうが女の子にもてたじゃないか!」
「だって、面白い子のほうが、先生に可愛がられて、クラスの人気者だったじゃないか!」
「みんながbPだなんて大嘘じゃないか!」「ボクは、何をしても誉められないし、注目されないじゃないか!」
言葉にするとこんな感じですかね。
今にして思えば、他愛もないことなのですが。
自意識の塊みたいな小学生だったんですね。
そりゃ、先生も女の子も注目しないよ、そんな男の子に。

でも、40歳を超えた今でも、SMAPの歌ひとつにこんな物凄い嫌悪感を抱くのだから、まだそのときの気持ちを開放してあげていないんでしょうね。それどころか、心の奥の引き出しに封印しちゃっているんでしょうね。
だって、結局最後まで歌えなかったもん。まったく。

気持ちって不思議だ。

どうしたら開放してあげられるんだろう?

できることなら、タイムマシーンに乗って、その頃の自分に会いに行き、
「だいじょうぶだよ。オマエは十分頑張っているよ。そのままで良いんだよ。」
って抱きしめてあげたい。
きつく抱きしめてあげたい。

とりあえず、明日、家に帰ったら、息子を抱きしめてあげよう。

・・・そんなことを思っている、宿直の夜です。

(^^ゞ




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[2006年9月18日 18:47]
業務終了〜♪

約35時間ぶりに仕事から解放されました。
ん〜♪
凄い解放感!!

よっぽど追い込まれていたのかな?

って、これから家事に追われるんだけど。
(^^ゞ

娘からは、帰宅を促す電話が入ってるし、ありがたいこって♪

ε=┌( ・_・)┘




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[2006年9月19日 10:39]
ケース・カンファレンス終了!

下着一枚だけをまとったお年寄りから、
「死にたくなります。」
「どうやったら楽に死ねるでしょう?」
なんて言葉を聞かされるのは、たまらないです。

かつてその人が、家庭の中で暴君の様にふるまい、子供たちに暴力をふるい、虐待の連鎖の道筋を自分で作ってきたにせよ。

今、ボクの目の前にいるのは、気力も体力も記憶力も衰え、痩せ細り、未来に不安しか感じていない老人ですから。

なんとかしなきゃ。




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[2006年9月20日 22:53]
ターミナル・ケア研修

今夜はターミナル・ケア研修に参加しました。

いわゆる「みとり」のケアについての研修です。

これまで見送ってきた、多くのお爺さん、お婆さんを思い出しました。
あの方々の、何十年と続いてきた人生の、最後の最後の場面に、ボクはその重さをどこまで感じられたのかな?
その尊厳をどこまで守れたのかな?

そんなことを考えながらも、自分の仕事を、重ねてきた経験を、誇らしく思えた時間でした。




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[2006年9月22日 16:38]
六本木にいます。

研修でこんなとこに来るのも、めずらしいです。

ビルの谷間のオープン・カフェ。
初秋の風が肌にここち良いです。




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[2006年9月22日 18:37]
スゥエーデン大使館で

認知症ケアセミナーを受講してきました。

スゥエーデンでは30年来、研究が続いている「タクティール・ケア」についての研修でした。

言葉でコミュニケートできない認知症のお年寄りと、皮膚感覚を通してコミュニケートする具体的手法の紹介とデモだったのですが、マッサージや気功、レイキといったものと、通じるところもあって、なかなかなかなか面白かったです。

癌だけでなく、認知症に対しても、「緩和ケア」という概念が入ってきているようです。
学ぶことは大事だけど、学べば学ぶほど、自分の立ち位置をどこに置いて良いかわからなくなるな〜。

??(゜Q。)??




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[2006年9月24日 13:7]
小田急線鶴川駅から

和光大学に向かって歩いています。

この道を歩くのは約20年ぶりかな?

なんだか帰省の気分。



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[2006年9月24日 18:12]
水俣病・和光大学展

写真や映像というメディアの説得力にやられました。

あの時代、こんなにも激しく身体を痙攣させて、苦しんで死んでいった人が大勢いるという事実。

苦しみにもだえる中毒患者さんの姿は、演技でもなんでもない。
でも事実であったとは信じがたいほど凄まじい。
そして、会場のあちこちに掲示されている説明文の中で、あたりまえの様に使われている「狂死」の文字。
全身の機能を麻痺させて、骨をぐにゃぐにゃに変形させて、痙攣発作に襲われながら、最後には狂い死ぬ・・・。
そんな亡くなり方をした人が数えきれないほどいたという事実。

そして、経済成長を優先させるために、事実を隠ぺいしようとした国が、私達の母国だという事実。

それらの事実をいっぺんに目の前に突きつけられて、立ち尽くして涙するしかありませんでした。

ご自分の体験をもとに、その事実をどう受け止めたら良いかを、丁寧に、真摯に、暖かく話してくれた田口ランディさんの講演に、ほっとして母校を後にしました。

行ってよかった!




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[2006年9月26日 16:36]
要支援認定・要介護認定申請書

申請理由記入欄に、たどたどしい筆跡がおどっています。

「すべてのことが困難になってきたため。」
この一文に、この方は、どんな思いを込めたのだろうか?

どんな気持ちで、市役所の窓口に立ったのだろうか?

どんな思いで、ご自分の老いと向き合っているのだろうか?

すべてのことが困難になってゆく気持ちって・・・。

市役所から調査依頼書と併せて届く、一片の書類を、抱きしめたくなるほど、いとおしく感じました。

良い仕事をしないとな。




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[2006年9月27日 23:31]
昼下がりの午後、公園でくつろぐ親子

何気ない光景ですが、専業主夫願望の強いボクには、たまらなく羨ましい光景です。

子供が熱を出すと、まず
「ヤバイ!明日、病院連れて行くかなきゃ!仕事ど〜しよ?」
って、まず仕事の心配をするのではなく、純粋に、我が子の体調を一番に心配してみたい。

ささやかだけど、一生かなうことのない憧れです。

隣の芝生は、なぜ、こんなにも青々と美しく見えるのでしょう。




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[2006年9月30日 1:12]
真夜中のスーパーで右往左往

明日は、娘の通う小学校の運動会なので、なにがなんでも仕事を終わらせなければと、夕飯もとらずに、しゃかりきに頑張りました。

甲斐あって、日付をまたいで、なんとか業務終了!

これから帰宅じゃ、朝の弁当作りのほうがツライな〜。

でも、運動会のお弁当は特別だからな〜。
娘の大好きな、タコさんのウィンナーと、焼きたらこのおにぎりは欠かせないよな〜。
なんてこと考えながら、真夜中のスーパーで右往左往しています。
(^^ゞ




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[2006年9月30日 13:47]
夭逝

運動会の真っ最中。

まさに娘の出番の、その直前に、山梨の病院に入院していたFさんの訃報が届きました。

「人工透析をするくらいなら死んだほうがましだ!」

その言葉の通り、自分の意思で、その人生に幕をひきました。

8人兄弟の末っ子として、地方都市に生まれ、
両親との縁も薄く、優秀な兄貴たちに劣等感を抱きながら、上京し、
働きながらマッサージ師・針灸師の資格を取り、

結婚もせず、多くの人を癒し続けた人生。
その最後の場面の演出係に、ボクを選んでくれたことに感謝。

人を援助するとは、どういうことなのか。
「アンタの仕事は、こういうものなんだよ。」
そう教えてくれるために、ボクの前に現れてくれた。
そんな気がしています。

Fさん。
ありがとうございました。
元気に三途の川を渡ってください。
ボクは、これからも頑張りますね。

さようなら。

(−人−)黙祷。。。




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