世界を平和にしたいな♪2006年12月の日記(feelDiary by useWill.com)
世界の平和を願いつつも、家庭の平和だけで手いっぱいの介護福祉士、ちゃん が綴る、家事と育児と仕事にまみれる日々

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[2006年12月3日 15:4]
帰京

岡山での、義祖母の通夜、葬儀、初七日の法要を終えて、東京に向かっています。

この4日間、大勢の親族や、地域の方々に会いました。

重度の発達障害児を育てている従弟。

0歳で子供に死なれ、執念で次の子を産んだものの、自らが癌に冒されてしまった従妹。

脳に腫瘍を抱え、麻痺がありながらも、医学的理由で手術ができずないでいる従弟。

経営していた会社が倒産し、自己破産し、怪しい債権者から逃れるため、海外にまで逃亡していた叔父。

亡くなった義祖母が数が月入所していた施設の職員さんは、「ここで会っておかないと、一生後悔すると思って・・・。」
と夜勤直前に訪ねてくださり、じっと棺の中を見つめながら、ボロボロ涙を流してくださいました。

訃報を聞いて遠方から駆けつけてくれて、通夜の前夜に線香の火を見守ってくれた初老の女性は、20年近く寝たきりの姑の介護を続けながら、義祖母にいじめられる義母を励まし続けてくれた方でした。

初七日のお経をあげてくださった若いお坊さんは、先日23歳で自らの命を断った女性の葬儀で読経したそうで、まだ若い魂をあの世へ導かなければならない辛さを目頭を熱くしながら語ってくださいました。



なんとまぁ、人というのは、各々に課題を抱えた存在であることか!!



ボクはボク自身の課題に、きちんと立ち向かわなくては。

あらためて、そんなことを感じた4日間の旅でした。




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[2006年12月7日 16:33]
だからさ・・・。




困っている人のために制度があるんでしょ。


制度に合わせて困る人なんていないんだってば。



そんなに紙キレが大事なの?



無機質な制度に血を通わせることができるのは、システムでも紙でもなく、人なんだってば。





無力だ。。。





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[2006年12月8日 11:4]
ゆっくりと味わいたい。

仕事も。


子育ても。


もめごとも。


感情の行き違いも。


うれしくても。


かなしくても。


ぜんぶ。


ゆっくり味わうと、
すべての出来事が、
心にきもち良く響いてくるみたいだ。




感謝!!






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[2006年12月9日 17:4]
体験入学

息子の体験入学に付き添って、東京多摩調理製菓専門学校に行ってきました。


例によって、家族4人総出で、物見遊山です。


校長先生は、「調理」に対する熱い思いを語ってくださいました。

講師の先生は、一流の料理人であり、実業家として大成なさっている方でしたが、中学生を相手に、相手のやる気を引き出す、素晴らしい授業を展開してくださいました。


入学相談室長は、息子の学習障害の話をすると、親身になって心配してくださり、発達障害児を積極的に受け入れている学校の紹介までしてくれました。


『鏡の法則』
自分が大切にしているものは、周囲も大切にしてくれる。
そんな話が、世間でベスト・セラーになっているそうですが、


そんなことを思い出しました。


なるほど。
息子を大切に思って行動すれば、関わってくれる方々も大切にしてくれるんですね。


ありがたいことです。

自分に関わってくれるすべての人たちを大切にしなければ。


そんなことを感じています。





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[2006年12月17日 11:31]
ぬくもり

生まれつき耳が不自由だったその男性は、



加齢とともに、視力も失い、



家族の庇護の下、就学も就労もせず、老齢期を迎え、



先日、私と初めて会った時には、暗闇の中の赤ちゃんのような状態でした。



体調を崩し、長年世話をしてくれてきたお姉さんに暴力をふるい、ヘルパーさんの介護に力一杯抵抗し、



自分で自分を御しきれないのでしょう。



いっぱい、ひっかかれて、噛みつかれて、叩かれましたが、
今日は、しっかり抱きしめることができました。



疲れきって、ボクの腕の中でスヤスヤ眠るその方のぬくもりは、とっても柔らかで、気持ち良くて。どっちが癒されているのやら。



どっちが救われているのやら。





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[2006年12月18日 0:4]
え!?PS3とWiiを間違えた!?

ここにきて突然、息子が「クリスマス・プレゼントは任天堂Wiiが欲しいっ!!」と言い出しました。


おいおい。。。


Wii は、全国的に売り切れ状態。ネット・ショップで、定価に1万円以上うわ乗せした価格で流通しているシロモノじゃないの。。。

おもちゃ屋・デパート・ドンキ・etc.と、シュワルツェネッガーさながらに、『ジングル・オール・ザ・ウェイ』してみたのですが、当然、どこにも売っていません。


だめだなコリャと、すっかりあきらめたその日・・・。


「知り合いが、PS3とWiiを間違えて買っちゃって困っているんだぁ~。」


ん!?
天の声か?
いや、同僚の声だぁ!!
在り得ない!?
あるのかそんなことが!?
在り得るのか、そんなことが!?


てなわけで、今、手元に届きました。


Wii


想いは実現する。


どうやら真実のようです。





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[2006年12月21日 16:10]
12月も半ばを過ぎると



「12月○○日に退院が決まりました・・・どうしましょう?」


という相談が相次ぎます。


そりゃ、お医者さんだって、看護師さんだって、年末年始は家族とゆっくり団らんしたいですからね。
最低限の出勤シフトを組むために、極力、入院患者さんの数はセーブしたいわけです。



でも・・・。



退院して帰る地域の、在宅サービスを提供する事業所も、その多くがお休みなんですね。

ヘルパーさんも派遣してもらえず、デイサービスも使えず、看護師さんも訪問してくれず、もちろん訪問診療もない。
その上、頼みの綱の宅配弁当屋さんでさえもお休みだったりして。
一年で一番不便な時期に、病みあがりだったり、自宅での生活が難しかったりする方々が、一斉に地域に戻されるわけです。



「大晦日も、元旦も出勤してますから!何かあったら電話ください!」

と、明るく言ってはみたものの。



何かあったらじゃなくて、普通に過ごしたいんだよね、皆さん。





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[2006年12月25日 6:39]
サンタ苦労す!




だって。。。



トイ・プードルのヌイグルミが欲しいって言ってたじゃん。



苦労して探したんだヨ。



急にお手紙書かれても。。。



お布団に入る直前になって、
「サンタさんとトナカイのヌイグルミをください。」
って書かれても。。。


イラスト付きで書かれても・・・。



無理だってば!





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[2006年12月26日 8:48]
もちつき




車椅子に乗ったお婆さんが、男性職員に介助されながら、杵を握っている光景です。



最初は
「この寒い中、表に引っ張り出した上に、何をさせるんだ!?」
という表情をしていたのが、2回、3回と杵を降り下ろすごとに、見事に笑顔になっていきます。



もちつきという、この独特な文化が、離れた世代を結び付けてくれます。





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[2006年12月26日 9:11]
正月準備




もちつき当日。



朝から、Sさんは、黙々と縄をないます。



近所の農家で貰ってきたワラを、慣れた手つきで操り、



見事なしめ縄を完成させます。



職人の様なその姿に、ありし日の、日本の年末光景が甦ります。



かつては、日本中のあちこちの庭前で、当り前のように、見られた光景なのでしょう。



数十年前、



群馬の農家で末っ子として育った私の父が、同じ技を披露してくれたことを思い出します。



Sさんのぶ厚い手と、父の手の記憶が重なります。





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[2006年12月31日 7:59]
仕事納め



一年を振り返り


自分を必要としてくれている

職場と

家族と

すべての人々に
あらためて感謝しつつ

バイクを走らせています。





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[2006年12月31日 22:33]
終わり良ければ


今年最後の仕事は、地域の、ひとり暮らしのお年寄りのお宅の巡回訪問でした。

午後早目の時間から周り始めたのですが、

みなさん、それなりに、寂しさや、悲しさや、辛さや、不安を抱えていて、

そのひとつひとつの思いに向き合っていると、

話を簡単にしめくくることができなくて、

「良いお年を。」ときびすを返すことが難しくて、

とっぷりと日が暮れて、夜になるまで終えられませんでした。

年末の不思議な空気と寒さの中で、

「やっぱり、この仕事について良かった。」なんてことを考えながら帰途に着いた大晦日の夜でした。





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