世界を平和にしたいな♪2009年2月の日記(feelDiary by useWill.com)
世界の平和を願いつつも、家庭の平和だけで手いっぱいの介護福祉士、ちゃん が綴る、家事と育児と仕事にまみれる日々

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
[2009年2月1日 21:22]
家族とデート




仕事ばっかりしていると、こんなことにも幸せを感じられる。

嬉しいかも。



[2009年2月2日 17:21]
骨折



そりゃ、人間だもの。
転ぶことはあるヨ。

そりゃお年寄りだもん。
骨が折れることはめずらしくないヨ。

家の中で転んで骨折するお年寄りが大勢いるんだもん。
施設の中だって、転ぶ人はいるヨ。

現場の職員だって必死だヨ。
誰だって、
目の前で人の骨が折れて、仕方ないなんて思ってないヨ。

当人の「痛み」に思いを馳せて、涙している職員だっているヨ。

「責任」と「お金」の問題に集約しないでよ。

区役所へ報告書を提出しつつ、そんなことを思う夕暮れ。






[2009年2月3日 20:19]
オイル交換



久々のオイル交換のために、バイク屋さんへ。

バッテリーは上がりかけていて、
このままだと、ウインカーも作動しなくなるらしいです。
ど〜りで、セルがウンともスンとも言わないわけだ。
タイヤは空気が抜けてつぶれかけていて、
オイルは古くなっていて、
かなり可愛そうな状態だったらしいです。

バイク詳しくなさすぎ!

当たり前に乗っていられる自分が怖い。

てか、乗らな過ぎか。。。


[2009年2月4日 0:47]
閉園


1月12日をもって、わんにゃんワールド多摩が閉園していたことを知りました。

ストレスを溜めて疲れ切っていたわんこたちには、良いことなんだと思うけど、娘との思い出がいっぱい詰まっていた場所だけに、ちょっとショックです。


[2009年2月5日 23:53]
混乱


夜10時。
施設の電話が鳴る。

「デイサービスのお迎えのバスがまだ来ないんですけど!毎週月曜日は迎に来てもらっているのに、今日はどうなっているの!?」

「今は木曜日の夜10時ですから、お迎えはありませんよ。」

「え!?お宅は、今、夜なの?へ〜。とにかく私はさっきから仕度して待っているんだから、早く来てください!」

「申し訳ありません。窓の外を見ていただけますか?今、夜なんですよ。」

「そんなわけないでしょ・・・ありゃ・・・。じゃあ・・・今日はお迎えはないんですね・・・。」

ガチャン!!

ひとり暮らしのお年寄りからの電話でした。



夜の闇を見つめながら、日時も朝夕の認識も怪しくなってきた自分を自覚した時の、彼女の気持ちを思うと切ないです。
長年ひとり暮らしを続け、自分で自分の人生を支えてきたそのプライドが揺らぐ瞬間を思うと、たまらないです。

自分の老いを受け入れる感触。

それはもちろん自分の人生の延長線上にも、当然あります。


[2009年2月6日 15:45]
看病



昨夕から娘が高熱を出し、寝込んでいます。

今日は終日、家で娘の看病です。

「こいつは、ちゃんとオレのスケジュールを見ながら、熱を出しているのかな?」

なんてことを考えつつ、持ち帰った仕事を紐解く午後のひとときです。

それにしても、最近は、街なかの調剤薬局でも細やかな説明の入った領収証を発行してくれますね。

あらためて、社会保障制度のありがたみと複雑さを噛みしめています。

丁寧な保険点数の説明はありがたいけど、これが適正なのかどうか、まったくわからんのですヨ。。。

(^^;




[2009年2月7日 22:55]
宿直中



溺れています。

仕事という大海原で。

。。。


[2009年2月8日 21:46]
家族懇談会



様々な家族の思いを受け止める。

そして、こちらの思いも伝える。

そんな、チャッチボールの機会です。


大勢の家族に後押しされて、日頃抱え込んでいる思いを口にしてくれる方が現れると、それがきっかけとなって、様々な思いが噴き出してきたりします。

人の心の妙ですね。

事前の準備に手をかけた、相談員たちの努力が報われたかな。

また小さな一歩が踏み出されました。





[2009年2月9日 14:24]
ボブ・ディラン


熱が下がりきらずに、学校を休んだ娘と、

自宅で、映画ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」を見ています。

言い争うドラえもんと仲間たちに向かって、緑の星の長老が言います。

「まぁまぁ、みんな正しい。ケンカはやめなさい。」

ちょっとしたセリフなのですが、日頃職場で、ひとつのモノサシで他人や職場を非難する言葉に打たれ続ける立場なので、ちょっと感動してしまいました。


ボブ・ディランの古い詩を思い出しました。

「君の立場から君は正しい。僕の立場から僕は正しい。」

そう、
「みんな正しい。」と笑顔でサラッと言い切れる強さが欲しいな。

強さってのは、子どもの頃思っていたより、すっとやっかいで奥深い代物でした。

それにしても、
エンディングで、名曲「手をつなごう」が無惨にカットされているのは許せん!

は?
テレビ局にとっては、それが正しい?

なるほど。。。




[2009年2月10日 1:17]
パッド・マッグリン



ぎ、キョエッ!!

パッド・マッグリンが、SMAPと「サタデー・ナイト」を歌ってる!!

長生きはするもんだ。

かなりの衝撃でした。


[2009年2月11日 1:6]
おつかれさまです!



夜8時。

区役所での会議が終わり、職場へ戻る途中、小腹がすいたので、「スニッカーズでもかじるか!仕事、山盛りだしな〜。」などと考えつつ、地下鉄駅構内に設置されている売店をのぞく。

「おつかれさまです!」

おおっ!
気持ち良いゾ、おばちゃん♪
そうか、
心のこもった言葉ってのは、ちゃんと相手の気持ちの芯に届くんだ。

おばちゃん、ありがとう!!

すんごいプレゼントですヨ。


[2009年2月12日 8:14]
春の香



朝、

自宅から駅へ向かう道すがら、

梅の花がほころんでいるのを見つけました。

その香りを吸い込むと、

デイサービスの送迎バスに添乗していた頃の、

色々なお年寄りとの様々なやりとりが蘇ります。

「見てください!もう梅が咲いてますよ。春ですね〜。」
「え?あれは桃の花?」
「いや、そんなもめないでください。。。」
「ハイ、ごめんなさい。花なんか見つけた私が悪いんです。」

そんな会話を通して、

お年寄りと関わる楽しさを教わってきたんだなと、

梅の香りが思い出させてくれます。



[2009年2月14日 1:33]




一昨日の朝出勤して、仕事に追われてうかうかしている内に、はや3日目。

ごめんなさい。
これ以上、家族を放っておけないので帰ります。

この3日間、僕がかかわったすべてのみなさんに感謝します。
職員にも、利用者さんにも、そのご家族さんにも、派遣会社さんにも、ボランティアさんにも、パートさんにも、看護師さんにも、お医者さんにも、広告会社さんにも、専門学校の先生にも、実習生さんにも、ホント色々なことが起こり、色々なかかわりをもち、色々な話をしました。

ありがとうございました。

感謝しています。

そして祈っています、みなさんの幸せを。

おやすみなさい。





[2009年2月15日 19:18]
中高一貫?小中一貫?



もうすぐ小5になる娘の行く末を思い、

都立高校の「中高一貫教育説明会」に行ってきました。

市立の小中学校は、小中一貫教育を進めています。

都立高校は、中高一貫を進める方向のようです。

選択の幅が広がるということなのかな?

縦割り行政の弊害なのかな?

公立高校と公立中学が、私立校から生徒を奪い合ってる図なのかな?

だとすれば、誰のための学校なんだろ?

誰のための教員なんだろ?

生徒は先生のメシの種じゃないはず。

お年寄りが、介護ビジネスのお客様にされたように、

子供も、教育ビジネスのお客様になるのかな?


資本主義ってそういうことなのかな?

本当に、福祉も教育も商売にして良いのかな?

支持率No1の小泉首相が目指した「規制緩和」の結果がこれということは、

この流れが国民の選択ってことになる。

ま、いいか。

平和って難しい。

成熟した社会ってやっかいだ。

答えなんて出ないけど、考え続けるしかないな。


[2009年2月16日 21:10]
家族団欒



映画「20世紀少年」

家族総出で観てきました。

映画もおもしろかったけど、娘のはしゃぎようが凄かったです。

4人そろっての外出が嬉しかったのかな。

両親そろって仕事漬けだから。

ごめんね。


[2009年2月17日 17:59]
粛々と



仕事が忙しいってことは、

自分の仕事がマネジメントできてないってこと。

能力がない証拠なんだよね。

でもまぁ、それを卑下するでなく、開き直るでなく、粛々と自分の役割りをはたしていこう。


なんてことを考えつつ武蔵野の大地を踏みしめて歩きました。

風は突き刺さるほど冷たくも、日差しは柔らかな午後。



[2009年2月18日 23:55]
救い


今日は、自分の至らなさをあちこちで指摘され、

いい加減、凹んでいるところに、

最後の最後に、追い打ちをかけるような出来事があり、

ぺしゃんこになりながら、深夜にやっと夕飯の時間がとれました。

本日、唯一のまともな食事です。

ぐったりしながらお吸い物に口を付けました。


「うまい!!」



作り手の気持ちが伝わってくる食事って凄いです。

厨房の職員が、「お年寄りに美味しい食事を食べてもらいたい。」

と込めた気持ちがそのまま伝わってきます。

凹んでいた気持ちが立ちあがる瞬間です。

見事な仕事です。

がんばらにゃいかんな。


[2009年2月19日 23:19]
心配



最近、

多方面から
「だいじょうぶ?」
ってお言葉をいただくのですが。

だ、だいじょうぶに見えてないってことかな!?


不思議なもので、家族だけは、まったく心配していないようです。

家族っておもしろい。




[2009年2月20日 21:15]
なるほど!



どこまで仕事の手を抜けるかが勝負どころだな。

なんて思っていたんだけど、甘かった。

そんな状態は、まだ序の口で、

手の抜きどころの見極めと、

手を抜く順序の付け方が鍵のようです。

ぎりぎりまで手を抜くことは、大前提だったとは。

見極めと序列を誤ったせいで、

ここのところ手痛いしっぺ返しが連日続いております。

痛っ!!


[2009年2月21日 21:25]
校訓



息子が入学予定の調理師専門学校へ行き、高等課程の制服採寸に立ち合ってきました。

学校内のそこここに、筆書きの「校訓」が貼ってあります。

誠実
努力
協調

学生時代、こういう言葉って、「くだらね〜!」としか感じていなかったんだけど・・・。

今日は、学校創設者の熱い精神を感じとりました。

誠実に取り組み。
努力を重ね。
周囲と協調する。

日々の仕事の中で、常に心がけていること、
そのまんまじゃないの。

建学の精神。
「国民の健康増強を通して、社会の役に立つ人物を育成する」
そう、これって、建て前なんかじゃなくて、調理という仕事の本質なんだよね〜。

そんなことを感じて、ひとりで感動していました。


[2009年2月22日 21:24]




購入6年目の自宅パソコンが、勝手に引退してしまいました。

困るんだよな〜。

急に動かなくなっても。

というわけで、急いで駆け込んだコジマ電気で新しいVAIOを購入して早や10日目。
忙しくって、未だに箱を開けていない。

急いで買う必要があったのか?

そもそもパソコンを買う必要があるのか?

パソコンが家にあるから、簡単に家に仕事を持ち帰ってしまうのでは?

ないほうがシンプルな生活が送れるのでは?

便利に使っているつもりで、実はパソコンに生活を支配されていたのでは?

あああああああああああああああっ!!






とまぁ、こんなことをぐだぐだ考えられるんだから、
今日はやや気持ちに余裕があるんだろうな。

ほっ♪



[2009年2月23日 8:26]
通勤中



中央線が止まりました。




[2009年2月24日 14:22]
結実



映画「おくりびと」のオスカー受賞。

主演の本木さんに納棺指導をした納棺協会の方、チェロの指導をしたチェリストの方のインタビューを、たまたまテレビで見ました。

日々、誠実で丁寧な仕事を心がけている方々に、演技を真摯に追求している俳優が教えを乞い、ひとつの成果を生む。

「努力が必ず実を結ぶ」なんてことが真実でないことは、さすがにわかってしまう歳になってしまいましたが、

ひとつの成果の裏には、人々を納得させるだけの真剣な姿や、情熱が存在するということは、どうやら真実のようです。


やばいな。
いそがしさを理由に、適当に仕事をやっつける悪しき流れをなんとかせにゃ。。。

お年寄りは、僕のメシの種になるために生きているわけじゃないんだから。


[2009年2月25日 23:33]
合格通知



念願の合格通知が届きました。

晴れて4月から、福祉医療系専門学校通信課程の学生として、社会福祉士の受験資格取得をめざします。

介護福祉士であることと、現場からの叩き上げであることは、僕の誇りであり、こだわりでもあるのですが、

これまで、専門機関で福祉の勉強をしてきていないことは、ウィークポイントでもあるので、

ここはひとつ、

仕事のためだけでなく、

キャリアアップのためだけでなく、

大好きな「福祉」を勉強することを楽しみたい。

そんなことを思い、ちょっとワクワクしています。



[2009年2月26日 23:46]
家路



今日も、いろいろなことがありました。

沢山の相談を受け、

沢山のトラブルに遭遇し、

沢山の感情に巻き込まれ、

沢山の人に頼ってもらえました。

かかわってくれたみなさんに感謝し、

こんな時間まで、僕の帰宅をまっている家族に感謝しつつ、

家路についています。








[2009年2月27日 19:10]
銀恋



看取りの時期に入ってきたその方は、食べることが大好きなお婆さんでした。

つい先日まで「ごはんまだ〜?」が口癖でした。

昨日は、夜になってから、おやつに食べたプリンを戻してしまいました。
そのプリンは、食後8時間ほど経っているのに、みごとに、口に入れたそのまんまの形でした。
どうやらもう、食べ物を消化する力は残っていないようです。
その後は、水分もほとんどとれなくなりました。

「気分はどうですか?」

「気持ちいいよ〜。」

「あぁ、今日はお風呂に入ったですからね〜。」

「おなかはすいてませんか?」

「プリン美味しかった〜。もういいヨ。」

血圧も機械では計れなくなり、看護師さんが触診でとっています。

部屋には、ご本人の希望で、大好きな石原裕次郎の歌が流れています。

「銀座の恋の物語」

この歌が流行った頃、この方はどんな人生を送っていたのかな?

その頃を思い出して聴いているのかな?

気持ちよさそうな、幸せそうな寝顔を見て、そんなことを考えながら、お部屋を後にしました。



この方との出会いと、介護という仕事に就けた幸せに感謝します。



[2009年2月28日 7:45]
ぬくもり



早朝、携帯の着信音で目覚めました。

当直者からの電話。

そのお婆さんが、息をひきとったとの連絡でした。

最後に握り合った掌の

やわらかく

暖かく

優しいぬくもり

その感触を、ゆっくりと味わうように思い出しながら、施設へ向かっています。


最後のお手伝いの時間です。


他の月の日記を見る