世界を平和にしたいな♪2009年3月の日記(feelDiary by useWill.com)
世界の平和を願いつつも、家庭の平和だけで手いっぱいの介護福祉士、ちゃん が綴る、家事と育児と仕事にまみれる日々

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[2009年3月1日 23:33]
豊かさって


今年もデイサービスのフロアに、お雛様が飾られました。

卵の殻に千代紙を巻きつけ、装飾をしています。

職員たちが、自宅から卵の殻を持ち寄り、デイサービスに通ってくるお爺さん、お婆さんと、ヤイのヤイの言いながら作っています。

「あ〜!違いますよ、そこじゃないんです。」

「おお〜!きれいにできましたね。」

「お孫さんに持って帰るんですか♪きっと喜ばれますよ。」

卵の殻に紙を巻きつけただけで、お雛様作りを心から楽しめるのは、お年寄りひとりひとりが、豊かな人生経験を背負ってきているからなんでしょうね。

子供の頃、自分のお雛様を買ってもらったり、もらえなかったり。

親になり、自分の娘に、買ってあげたり、あげられなかったり。

様々な時代に、様々な経験を積み、

お雛様に対して様々な思いを持ち、

そして今、みんなで、この可愛いお雛様を作り、眺めて笑い合える。

素敵な光景ですよね。

心が豊じゃないと、この楽しみは味わえない。


[2009年3月2日 19:41]
惜別



小4の娘のクラスの保護者会に出席しました。

担任の先生は、大学を卒業後、金融機関に数年勤めた後、教師に転職した30代の男性です。
先生になり、初めて受け持ったクラスを2年間担任し、この春のクラス替えを迎えます。

自ら子供たちの様子を撮影したビデオを上映し、涙ぐみながら、最後の挨拶をされました。

「色々と至らない面も多かったと思いますが、子供たちを大好きな気持ちは、誰にも負けません。」
丁寧と、そしてきっぱりと断言し、深々と頭を下げる姿が、とても凛々しかったです。

保護者会の前には、学校長との懇談会もありました。
東京都が中高一貫教育を進めていることについてのコメントを求めると、こちらも堂々と、
「我々公立学校の教師達が、小中一貫で、地域での子供たちの教育環境を整えようとしているのに、都が管轄外の義務教育に手を伸ばすのは、あきらかにおかしいです。」
と、エリートを選別するシステムを作ろうとしている、東京都の姿勢に、真っ向から立ち向かう姿勢を示していました。

自らの信じる道を、堂々と歩む先生方の姿勢に、心打たれる一日です。

校庭で無邪気に遊ぶ子供たちの楽しそうな姿を眺めながら、
「子どもたちには、いろいろなことにチャレンジして、多くの壁にぶつかり、沢山のことを学んでほしい。」
という校長先生の愛情あふれる言葉を思いだしつつ、校門を出ました。

満足!!


[2009年3月3日 22:37]
早く!



早く帰宅して、お雛様を飾らないと、片づける時間になってしまう!!

と、気持ちはあせるが、仕事が終わらん!!

帰宅する頃には、日付が変わっている気がする。

ど〜しよ?

4日になっても初志貫徹で、飾るべきかな?






[2009年3月4日 22:24]
こっくりさん



娘が、家に友人を集めて、

こっくりさん

をやったらしい。。。


きつね様にはまことに申し訳ないのですが、

あまり呼んでほしくないんだよな〜。

きつねの霊。

僕も子供の頃やったし、

気持ちは、わかるんだけどね。


[2009年3月5日 15:22]
休日



夕方から打ち合わせと会議が入っているため、

夕飯の支度を早めに済ませて、

職場に向かっています。

冷めていく時間に味が良くなるスープの具材を考え、

冷蔵庫に数時間保存しても大丈夫なサラダの具を考え、

炊飯器で炊けるパエリアをセットしてきました。

ひとつひとつのメニューが家族の口へ入る瞬間へ向けて、

一緒に食卓を囲む時間が少ない僕にとって、

貴重な家族へのメッセージです。




[2009年3月6日 9:17]
契約終了



先日、ひとりのパート職員さんと、年度契約終了の話をしました。

僕が異動してきた2年前には、既に就労されていた方なので、施設内ではベテランになる職員さんです。
当然ご本人は、次年度も契約継続だと思われていました。

介護職員ではないのですが、お年寄りに対する態度に目にあまるものがあり、同じフロアで働く職員から、再三注意したにも関わらず、改まらなかったことが契約が継続できない原因でした。

時間をとってゆっくり話をすると、ご本人もそれは自覚していて、なんとか丁寧な対応をしようと思うのだけど、お年寄りの認知症を受け入れられず、それが態度に出てしまうとのこと。

この仕事に限った話ではないですが、向き不向きの問題は、いかんともし難いです。
きちんと現状認識ができていて、どう対応すべきもわかっているけど、できない。
それを本人が自覚していて、それをなんとか修正しようと、本人も周囲も努力して無理だったのでは。。。
施設の主役は、そこにお住まいのお年寄りですから、
そのお年寄りにツライ思いを強いることは最大のタブーです。
それでもなんとか働ける場を提供しようにも、そんな余裕は、こちらにもないのが現状です。

契約が継続できないことについては、ご本人も充分納得しつつも、目に涙を浮かべていました。

「わかりました。4月から働く場所を探します。私のいけない所をハッキリ指摘していただけて良かったです。」

その言葉に、僕は救われましたが、僕はその方を救うことはできませんでした。

ごめんなさい。



[2009年3月7日 0:33]
宿直中


各フロアを巡回。

眠れないお婆さんから、娘婿の悪口を聞き、

妄想癖のあるお爺さんのたたく、大口を伺い、

痰がらみが激しく、呼吸が苦しそうな方の胸をなで、

痛みを訴えている方の膝をさする。

お年寄りの身体に触れ、声に耳を傾け、話をしていると、

現場にいた頃の身体感覚がよみがえってきて、

自分の居場所に戻ったような、そんな安心感を取り戻します。

僕は本当にこの仕事が大好きなんだと、

あらためて思い知る時間です。



[2009年3月8日 18:57]
超映画「ケロロ軍曹」



子供たちと映画館へ。

テレビで毎週観ているこのギャグアニメの劇場版に、

高額の入館料を払う価値があるのか?

親としては悩みどころですが、

子供たちの無邪気な笑顔と、楽しそうな様子を見ていると、

映画の価値は置いといても、

子供たちの笑顔に、お金を払った甲斐は見い出せたと思うわけです。


あ!
映画の出来は、決して悪くないですヨ。
ケロロ10周年の冠にふさわしく、
良く練られたストーリーと、
テンポ良い展開と、
世界を舞台にした構想の大きさと、
毎週のテレビ放映とは一線を画す、
充分なエンターテイメントでした。



[2009年3月9日 21:49]
お土産



やまくらげの青唐みそ合えをいただきました。

ちょっとした知り合いからの、日光旅行のお土産なのですが、

このちょっとした知り合いからいただくってとこが、かえって嬉しいですね。

特段、お土産のやりとりをする仲でもないのに、

旅行に行った先で、わざわざ僕のことを気遣う時間を持ってくれた気持ちが、
なんとも身に浸みます。

人の気持ちってヤツは、

期せずして刃にもなりますが、

時には、その暖かさが無限にありがたかったりもします。





[2009年3月10日 21:27]




今日は、朝からトラブル続きでした。
特養入居者の方のメガネを職員が破損した報告で始まり、
家族からのクレームがこれでもかと次々と舞い込み、こちらの至らないところを、グリグリと指摘され、ペシャンコに凹んでいる所へ、今度はショートステイ利用者の家族からクレームが。。。

「あなたみたいな人が、責任ある立場にいることがショックです。」

結構きついことも言われましたが、

元来お調子者の、僕の脇の甘さをきちんと指摘してもらったことに感謝です。

上ではなく、下でもなく、
常に自分を真ん中に保っておくことって、
難しいです。

謝罪に伺った帰り道、
靖国通り沿いの歩道で、早咲きの桜に会いました。

「おおっ!もう桜が咲いていますね〜!」
この仕事に就いて以来、この会話を交わした何百人というお年寄りのことを思い出し、その笑顔に励まされながら、施設に戻りました。







[2009年3月11日 19:17]
中途採用



それは辛いことだと思います。

40〜50歳代で、まったくの異業種から職替えして、

10歳も20歳も年下の先輩職員から、仕事を教わって。
しかも、その教え方が不器用だったり、場合によっては不当な扱いだったり。

若くて人生経験がまだまだ生ぬるい世代は、その方達からみれば、まだまだひよっ子で。
そのひよっ子から、ひよっ子扱いされることは、屈辱でしょう。

でも。。。

僕はどこまで介入すれば良いのかな?

手をさしのべれば、さしのべるほどズルく立ち回ってしまう方々と渡り合える技量なんて、僕にはありません。

余計な口出しをせず、生き残る人を確保することを考える?

少なくとも、on the jobで大きな負担を抱えながら、懸命に仕事を教え、慣れてきたところで辞められてしまう、先輩職員達が、
「ふざけんな!もっとまともなヤツを手配しろヨ!」
と怒り心頭なのはもっともなコトです。

空前の売り手市場。
それでも、向いてない人には、向いていないことをきちんと伝えてあげたい。
人は物じゃない。
派遣会社の商品でもない。
ひとつの命であり、魂です。

雇う側も、雇われる側も、双方がハッピーにならなきゃ。

仕事は苦役じゃない。
喜びでなきゃ。

介護する側がハッピーじゃなきゃ、
介護されるお年寄りがハッピーになれるわけがない。




[2009年3月12日 19:4]
報告書



お年寄りの体は繊細なガラス細工のようだったりします。

普通に腕をつかんでも、つかんだ手の跡が、内出血斑になったりします。
しかも、何時間も経ってから身体症状として現れたりもします。

そんな中で、ショートステイを利用した方のご家族から電話がありました。
「右足のくるぶしを腫らして帰ってきたけど、なんでですか?」

数日の時間をもらい、入所中にかかわった職員全員から聞き取り調査を実施。
結果を報告書にまとめ、さきほどご家族へ提出してきました。

誰も気づかず、誰も発見できず、誰も思い当たる節がない。

おそらく、それは真実で、

おそらく、日常の、いつも通りの介護の中で、

何かの拍子に、動きが鈍った足首が、捻挫したのでしょう。

寝返りをうつだけで、骨折する方もいますので、
いつも通りトイレに行って捻挫をする方がいても不思議はありません。

ご家族の憤りも、

沸き上がる不信感も理解できますが、

細心の注意を払っている介護員の気持ちも、

それでも苦情が出てしまう切なさも、

理解できます。


報告書を片手に、今日もまた途方にくれる夜です。



[2009年3月13日 19:13]
合同親睦会



卒業を間近に控えた中学3年生の保護者と先生方の、合同親睦会に出席しました。

3年生担任の先生方が、ひとりづつスピーチをしてくださいました。

それぞれの先生が、生徒たちに対する思いを愛情いっぱいに語ってくれたことは、とても印象的でした。

学校って、凄い所なんだな。
こんなに大勢の先生方が、こんなに子供達のことを思って、
こんなに真剣になってくれるんだ。
義務教育って、凄い制度なんだ。

なんてことを、生まれて初めて感じました。

自分が通っていた頃は、学校なんて、通ってあたりまえだと思っていたし、先生の気持ちなんて、まったく気にしていなかったし、これっぽっちも感謝していなかったし、
好きな先生も、仲良しの先生もいなかったし。

考えてみれば、親になってからのほうが、学校とも先生とも、真剣に付き合っています。

自分の子供に正面から向き合って、愛情を注いでくれる先生方の存在が、ありがたくて仕方ないです。



[2009年3月14日 23:3]
119番



朝、あるお爺さんの容態が急変。

顔に血の気がなく、名前を呼びかけても反応がない。。。

かけつけた看護師が、脈が触れないという。

血圧も、触診でやっと50だと報告がある。


やばい!
救急車の要請だ!

あえて冷静にゆっくりと電話をする。
電話口の向こうで、オペレーターがいつもの口調で質問をしてくる。


「どうしました?事件ですか、事故ですか?」



ん?
事件?
事故?
どっちでもない。。。

というか、いつもなら「火事ですか、救急ですか?」って聞かれるはず。。。





あ・・・・・。


やっちまっただよ。

間違って110番に電話してる。。。。。。





※その後、そのお爺さんは、無事救急指定病院へ搬送され、ことなきを得ましたので、ご安心ください。


[2009年3月15日 19:1]
手作りクッキー



息子の手作りクッキーです。

これがなかなか美味でした。

彼は、ホワイトデー前日には、友人にクッキー作りを教えていました。

15歳の男の子ふたりが、仲むつまじくキッチンに立ち、クッキーを焼く姿は、微笑ましくもあり、むさ苦しくもありましたが、

1歳半健診で保健師さんに「おかしい」と言われて以来、

勉強でも、スポーツでも、常に友人達の背中を追いかけていた彼が、

「料理」の世界に、自信を持てるフィールドを見いだせたことが、

嬉しいです。

とっても。

15年分の喜びを、まとめて貰った気がするほどです。





[2009年3月17日 0:2]
労働市場


人材会社の方と労働市場の動向の話をしました。

例年以上に凄い勢いで、人が流れているそうです。

介護業界にも、無資格・未経験の方が多く流れ込んできています。


資格が大事だともおもわないし、

誰でも最初は未経験だし、

どちらも重視はしませんが。


「仕方がね〜から、介護でもやるか。」

そんな気持ちで務まる世界ではない。


なめないでほしい。

切実に思います。



[2009年3月18日 7:57]
渋谷にて



昨夜は、学生時代からの友人と旧交を暖めました。

仕事と子育ての日々に埋没していると、自分のアンテナがどんどん低くなっていきますが、

たまにこうして、外の世界に引き出してもらえると、

自分の立っている場所がはっきりします。

昔、あんなに当たり前だった渋谷のネオンが、
今はひたすらまぶしい存在で、
眼をつぶってでもたどりついていた忠犬ハチ公像が、
どこにあるのか、見当もつかなかったことには、
自分でも驚きました。

井戸の底から引っ張り出してくれる友情に感謝です。

ありがとう。

うまく表現できないけど、

愛してるヨ。


[2009年3月19日 17:16]
卒業式



卒業おめでとう。


教育委員会に相談に通ったり、

担任の先生と相談を重ねたり、

通級学級のため、違う学校へも通ったり、

ハラハラ、ドキドキを繰り返しているうちに、矢のように飛び去った3年間だった
ヨ。

そして、親としての幸せを僕ら夫婦に味あわせてくれる君に感謝してるヨ。

ありがとう。

そのままの君が大好きだよ。



[2009年3月21日 1:11]
最後の衣装



雨上がりの午後。

86歳のMさんが、息をひきとりました。

昨日は、娘さんの声がけにちゃんと眼をあけて返事をしたのですが、

結果的に、それが人生最後の母娘の会話になりました。

昨日、娘さんへ、棺に入る際の衣装を準備してほしい旨を伝えてあったので、
今日の午前中、持ってきてくださったばかりでした。


待っていたのかな?
最後の衣装が届くのを。


午前中は、
最後の力を振り絞るように、上半身全体を使って、力強い呼吸を繰り返していたのに、

着物が届き、午後になってからは、その息づかいがみるみる弱くなっていき、そしてそっと息をひきとりました。


最後の衣装を届けてくださった娘さんの言葉が心に残ります。

「着物は、数えきれないほど家にあるんですけどね。

色あせちゃっているのですが、この着物がいちばん母らしいと思うんですよ。

この着物を着ていた母の印象がとても強いんです。」


やまほどの和服の中から、娘さんが時間をかけて衣装を選んでいる姿が眼に浮かびます。

その着物を着ているMさんは、娘さんの記憶のなかで何をしているのでしょうか?

まだ幼い娘さんの手をひいて買い物でしょうか?

桜の下、入学式でしょうか?

それとももう、お孫さんを抱いているのかな?


娘さんが選んだ「いちばん母らしい」着物を身にまとい、

大勢の職員とお年寄りに見守られ、

Mさんは施設の玄関を出ていきました。




[2009年3月22日 19:27]
宿直明け



昨日の朝から仕事してるし。

結局、3時間くらいしか寝てないから、

眠いし。

疲れてるし。

さっきまで、電車の席で、凄い角度で左に傾いて爆睡していたし。

可愛そうに、左隣の男性は、前に転げ落ちるんじゃないかと思うくらい前傾姿勢でよけていたし。

「メシ作るの、かったり〜!!」

なんてことをつぶやきながらスーパーに入ったのに、

気付いたら、目の色変えて食材を選びながら、献立を考えていて、

「いや、これは娘が嫌がるナ。」とか、

「これなら、息子も喜ぶだろう。」とか、

「カミさん、気に入らないと黙って手を付けないからな〜。」とか、

ぐるんぐるん頭ん中、回転している。


主夫魂、炸裂!!




[2009年3月24日 1:43]
淡路坂



終電に乗り遅れまいと、

この坂をぜいぜいと駆け上がるのが、

すっかり習慣として定着してしまいました。

テレ朝「全力坂」かいっ!!




[2009年3月24日 14:59]
祝☆連覇!!



WBC連覇!

偉業でしょう、これは。

やけに冷静な清原の解説が面白い。

出たかったんだろうな。


[2009年3月26日 8:21]
企業ボランティア



某大企業の、新入社員向け「福祉ボランティア体験研修」受け入れ団体として、説明会に出席しました。

新入社員約600が、一斉に都内の福祉施設に散らばり、ボランティアとして福祉現場体験をする、壮大な構想の企画です。

入社してから数ヶ月間、莫大な費用と時間をかけて社会人教育をしてもらえる大企業。

入社早々、即戦力として現場に放り込まれる中小・零細企業。

長いこと「大人」をやってみて、実はそれが大きな格差なんだってことを知りました。

持って生まれた頭脳の明晰さや、育つ家庭の経済状況が、社会人になっても、環境要因として、人生に作用している。

20代30代の頃、そんなことは当たり前とした上で
「くだらね〜!」
と片づけていたのですが。

くだらない問題ではなかったようです。

思っていたより、この社会のシステムは、強固で。
そして不便です。


[2009年3月27日 16:59]
味噌漬



お彼岸を仕事漬けで過ごしたため、

お墓参りのために、子供たちを連れ、群馬の実家へ帰省しました。

春休み中の子供たちは、今月いっぱい実家に預けるので、

僕は、お参りを済ませて、東京へとんぼ帰りです。

帰りがけに、母親から

「アルミホイルに包んである漬け物」

を手渡されました。

前橋で有名な専門店の漬け物の、おすそ分けなのですが、

昨夜のうちから、具材別にアルミホイルに小分けにし、ジップ・ロックに包んで冷蔵庫に保管していたようです。

若い頃は、この手の気遣いが、うっとうしくて、イヤでイヤでたまらなくて、
「いらね〜よ、漬け物なんか!」
と拒否したものですが、

今は、ひたすらありがたく感じます。

日に日に、生意気になっていく息子の、偉そうな態度を見るにつけ、

赤面するほど、過去の自分が恥ずかしいです。

祖父母に対して生意気な態度をとる我が子ふたりを見て、
「わがままに育ててしまいごめんなさい!」
なんて、冗談めかして謝ってみましたが、

あれは、本当は、我が子にかこつけて、過去の自分の態度を謝っていたんだよな〜。


[2009年3月28日 22:58]
本当は



お赤飯を炊いてお祝いするところなんだけど。

自分でも驚くほどの寂しさを感じています。

娘が、自分の預かり知らぬ世界へ飛び出して行ったような。

子供の成長にどんどん取り残されていく親父です。

自転車の前と後ろに、娘と息子を乗せて、必死に保育園の送り迎えをしていた頃を思い出して、感傷的になったりして。

子離れできないダメな奴です。


[2009年3月30日 23:24]
走る森田さん



今朝。

宿直明け。

施設の各フロアに配る新聞をポストから引っ張り出して、驚きました。

購読している四紙、すべての1面で森田健作さんが飛び跳ねていました。

胴上げされていたり、マイクを持って叫んでいたり、奥さんと喜びを分かち合っていたり、走っていたり。


僕がもの心ついた頃、この方は既にブラウン管の中で、砂浜を全力疾走し、夕日をバックに、海に向かって叫んでいました。

40年近い歳月が流れ、

今日、久々に対面した森田さんは、相変わらず走っていました。

生きる姿勢を変えないことの迫力。

しっかりと受け止めました。



[2009年3月31日 9:0]
人事異動



何年も同一部署から動けないことに不安を感じる職員がいて、

何年も所属して馴染んだ部署から異動することに、不満な職員がいて、

「こんな体制では、やっていけません!」
と、抗議の姿勢を示す指導者がいて、

「こんな異動は、納得いきません!」
と連日くいさがるベテランがいて、

こっそり裏工作の交渉をしてくる若手がいて、

いちはやく情報を得ようと、突然すり寄ってくる若手もいて、

それぞれの言い分に、それぞれの道理があり、
どれももっともな気持ちですが、

それを全部受け止めちゃうと、組織は成り立たないし、

誰かの気持ちだけ通すことは、もちろんできないし。

組織だから諦めなさいという理屈は、冷淡だし。

ひとりづつ納得してもらうには時間がないし。

なんてことをうじうじ考えている年度末。

毎年、この時期は人の気持ちに押しつぶされそうになったり、

見たくない以外な一面を垣間見たり、

結構しんどいかな。

張り出された新組織図を肴に、
上司を笑いとばしていた頃が懐かしいです。

気付いたら、自分が笑いとばされてるw


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