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![]() | 忘備録3月11日、午後3時近く、施設内での会議が終わろうとしているところに大きな地震が起こる。 揺れが収まってから施設内の被害状況を調べる。 幸い、人的被害はなかったが、最上階である6階居室フロアの建物損壊状況が大きく、余震が続く中での生活は危険と判断。 エレベーターが緊急停止している中、男性職員で6階全利用者を階段を使い2階デイ・サービス・フロアまで避難搬送。 非常時体制に入る。 翌日のデイ・サービスは中止。 翌週からは1階ホールで活動。 地震当夜より、近隣に住む要介護者の緊急避難宿泊の受け入れを開始。当夜には、自宅での居住が困難になった、近隣の高齢者数名の受け入れも行う。 個人的には、2日間施設に連泊後、連日出勤体制をとる。 様々な施設設備の損壊対策と、今後の停電対策、余震対策等々の危機管理にあたる。 娘の通う小学校からは、食材の確保が困難になり、給食を休止させるため、弁当を持たせて登校させるよう通知文が届く。 娘は、緊急事態に興奮し、自分で弁当を作ることを決意。 昨日より、欠品が激しいスーパーをハシゴし、今朝は5時半に起床して、弁当作りに勤しむ。 交通機関の突然のマヒに備えて、早めに出勤している私にとっては、大きな負担軽減となる。 「最悪の場合、東日本は全壊。」と語るテレビの中の首相と、無邪気にお弁当作りを楽しむ娘の姿の対比に、表現しようのない思いを感じつつ、本日も出勤の途につく。 亡くなった方々をはじめ、多くの被災者の方々のために、今は、わずかな募金と深い祈りを。 そして、目の前のお年寄りの生活を支えることに尽力を。 写真は、3月3日。地震8日前、ひな祭り当日の娘の姿。 |