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![]() | 母と息子認知症の母親と息子のふたり暮らしという家庭に関わることが多いです。 問題がない家庭には関わらないので、多くの場合、息子さんが、何らかの事情で社会に適応できないでいることにより、相談・援助の依頼に繋がってきます。 その原因は、精神疾患だったり、発達障害だったり。 いずれにせよ、母親が抱え込んで面倒をみなければ、生きてこられなかった。 時代背景もまた、それを良しとする、そんな時代だったのでしょう。 40年も50年も、一生懸命自分を守ってくれていた母親が認知症になり、きちんと自分の世話をしてくれなくなった時。 その息子さんたちの抱える葛藤は、私たちの想像の及ばない世界にあります。 そんなデリケートな家族を援助することの難しさ。 昨日も、骨折の疑いがある母親を寝かせきりにして、病院へ連れて行こうとしない息子に業を煮やし、無断で母親を拉致して通院させようと画策して、息子に阻止されました。 結果的には息子さんの了解の上で、医療につなげることで解決が計れたのですが。 人としての倫理感と、職業上の責任感と、専門職としての見識と、場合によっては刑事事件になってしまうほどの強引な自らの行為への恐怖と・・・.反省と。 後になって考えれば、冷静に振り返ることができるのですが、その時は無我夢中で・・・。 まだまだ修行が足りんナ。 |