世界を平和にしたいな♪2011年6月の日記(feelDiary by useWill.com)
世界の平和を願いつつも、家庭の平和だけで手いっぱいの介護福祉士、ちゃん が綴る、家事と育児と仕事にまみれる日々

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[2011年6月14日 0:35]
この書類の中に真夜中。

大量の書類と格闘していると、内線で呼び出される。

状態が急変した100歳の爺さんが、肩で息をしている。

苦しそうなゼイゼイした呼吸。

滝のような汗。

血圧が230まで上がり、

血中の酸素濃度も80%より上がらないと報告がある。

さて・・・。

家族に電話し、判断を仰ぐ。

このまま施設で様子をみて、できるかぎりのことをするか。

救急搬送して、点滴、尿バルーン、経管栄養の管をつなぐか?

これは、「人生の最後をどこでどう迎えるか?」
という意味になる。

家族からは、そのまま最後まで施設で過ごさせてほしいとの意向。

それが、爺さんが元気だった頃の意思でもあると言う。

それは、我々施設職員への信頼の現れでもある。

良かった。
真夜中まで闘っているこの書類の中に埋もれているものが、人の命だったことを思い出せた。

爺さん、ありがとう。
貴方の人生の幕引きに付き合わせてくれて。

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