世界を平和にしたいな♪2012年3月の日記(feelDiary by useWill.com)
世界の平和を願いつつも、家庭の平和だけで手いっぱいの介護福祉士、ちゃん が綴る、家事と育児と仕事にまみれる日々

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[2012年3月25日 22:23]
O女史の訃報が届きました前略 O様

ご無沙汰しています。

昨年末。

手元に現金がまったくないという話を貴女から聞いて、

「借金を踏み倒すような真似はしたくない。」と言う貴女を説き伏せ、

信販会社が引き落とす寸前の、なけなしの現金8000円を銀行口座から引き出し、

当面の生活費を確保してから、一緒に生活保護の申請に行ったことを昨日のことのように思い出します。

高度経済成長の時代に、広告業界で華々しく活躍し、90歳を過ぎるまで、お金で苦労したことがなかった貴女にとって、

それは屈辱的な体験だったことでしょう。

「また仕事を始めるから、当面生活に必要なお金を用立ててくれれば、すぐにお返しします。」

毅然と言い張る貴女に、

「年齢から考えると、それは無理だと思います。」

と言い切った担当者の言葉は、

どれだけ貴女のプライドを傷つけたことか。

気丈に振る舞うその姿が、

貴女を見た最後になってしまいました。


年が明けて、

脳梗塞を起こして入院したとは聞いていましたが、

まさか亡くなるとは。。。

国民年金にも加入せず、

健康保険証すら持っていなかった貴女らしい、

潔い亡くなり方ですね。

100年に近い人生の尻尾の、

そのまた先っぽに関わらせていただいたことに感謝し、

一生の記憶に留めさせていただきます。

誠に

ありがとうございました。

ご冥福を祈っています。

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