水ノ瀬ゆいへの処方箋2012年9月の日記(feelDiary by useWill.com)
これは水ノ瀬ゆいの日常の思いを綴った日記(駄文ともいいますが)です。つたない文章ですが、楽しんでいただければ嬉しいです

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[2012年9月5日 13:31]
石鹸先週病院へ行ったときの、帰りの出来事です。

ドラッグストアに立ち寄り、洗顔石鹸を見ていました。

今のが使い終わったら、次は何を使おうか。

そして、ふと目に入った茶色い石鹸。

裏返して見てみると、なんと

“シリア・アレッポ産”と書かれてあってびっくりしました。

内線が続いてる状態で、どうしてこれを作って輸出しているのかと。

帰宅してからも頭から離れず、ひたすら考えていました。

あの石鹸、茶色いのにはわけがある。

もしかしたら、こないだ殺害されたジャーナリストの山本美香さんの遺体の一部が混ぜられてるんじゃないか、

この人だけじゃなく、内戦で亡くなった人達の遺体の一部が切り刻まれて混ぜられて

血液も抽出して作ってるんじゃないか。

と、考えてしまってどうしようもありませんでした。

それに、それを作った人達も後に殺されてしまっているんじゃないか

と思いました。これを書きながらですが…。

やっぱり輸入物は怖いから、使うなら国産のものにしようと思いました。

[2012年9月10日 22:27]
雨が降らないタイトルの通り、水ノ瀬が住んでる所では

なかなか雨が降りません。

たまに降ってもすぐにやんでしまいます。

雨が降りますように、とお願いしてますが上手くは行きません。

ここまで来ると、もはや自分のせいで雨が降らないんだと思います。

ダムの貯水率が日に日に下がり、

関東では取水制限までかかってます。

どうしてなのかと考えてもどうしようもありません。

渇水が解消されるなら、水ノ瀬が自殺した方がいいんじゃないかと思うくらいです。

こうやって生きているから、日照りが続き

何千万人もの人に迷惑をかけていると思います。

申し訳ないです。

それと、水ノ瀬は水を使う度に罪悪感にさいなまれます。

トイレへ行ったとき、

喉が乾いて水を飲んだとき、

お風呂に入ったとき、

食器や手を洗ったとき。

どうしよう、申し訳ありません、と。

だから、台風が二つくらい上陸してほしいと願っていますが

それすら叶わなかったら水ノ瀬のせいです。

予め謝っておきます。申し訳ありません、水ノ瀬が行きてるせいです。

取り敢えず謝っておけば、誰かが許してくれるでしょうか。

[2012年9月13日 16:29]
帰宅した老夫婦今日はクリニックでした。

着いてみると、ムダに人数が多く

待てなくなった老夫婦が諦めて帰宅していきました。

しばらく待ってから診察室へ。

“調子はどうですか?”

“あまりよくないです”

“お父さんは?”

“昨日今日と家にいます”

“あー…、そういうときは部屋に篭ってるの?”

“はい”

“ネットはしてるの?”

“週に二回くらいです”

“部屋で何をしてるの?”

“ぼーっとしてます、ベッドに腰かけて”

“それはよくないなあ”

“どうよくないんですか?”

“体を動かすとか…。お父さんがいないときでも部屋からあまり出ないんだよね?”

“はい”

“じゃあ、本を読むとか”

“新聞なら読めますが、文庫本やハードカバーの本だと敷居が高くて読めないんです”

“じゃあ、雑誌とかでもいいと思いますよ”

“そうですね…”

少しの間沈黙が続き、水ノ瀬から話を切り出しました。

“今、カレンダーに見張られているんです”

“それはあなたの部屋の?”

“いえ、リビングです”

“それを取り替えるには行かない?”

“ちょっとそれは出来ないですね”

“前にも同じこと言ってましたよね?”

“そうなんです、今年は汽車のカレンダーですからね”

“こういうやつ?(壁に張ってあるのを指差しながら)”

“そんな感じですね”

“風景写真とかならよかったのにね”

“去年まではそれでしたが、今年は親がいいのがあったと言ってこれになっちゃったんですよね”

“今年いっぱいの辛抱ですね”

“はい…”

で、再び沈黙になりました。

そして水ノ瀬が

“雨が降らなくて水不足になって、何千万人に迷惑をかけてしまっているのは私のせいだと思います。それに、トイレやお風呂などで水を使うと罪悪感にさいなまれます”

“んー、あなたは関係ないと思いますよ”

“そうでしょうか…”

“だって、今年は気候がおかしいでしょ。局地的に降ったりしましたし”

“そうですね。でも、親にはなしたらなるようにしかならないと言われましたが、なんか納得できないです”

“気にしなくていいと思いますよ、異常気象ですから。台風も来るんじゃないですか?”

“そうだといいですね”

で、診察終わり。

どう回答をもらえば私は納得できるのか、考えてしまいました。

[2012年9月19日 13:16]
疑心から確信へ今まで水ノ瀬はヘリから監視されていると書いてきましたが

あれはどこかで嘘であってほしいと思っていましたが

やっぱりそれは本当だったのだと気付かされました。

以前親が職場から印刷した紙を持ってきて

“これ、自宅付近の航空写真だよ”

と、見せていました。

水ノ瀬はその会話を聞いていただけですが

“ここの三車路のとこ、間違いないよね”

とか

“この車が2台あるのそうだよね”

などと会話してました。

いつの間に撮影されていたのか、全く気付きませんでした。

しかし、この時点ではまだ確実なものじゃないと思っていましたが

やっぱり本当なんだと気付かされました。

日曜日に法事があり

親戚の人達と食事をしていたときの事です。

うちでは誰もスマートフォンを持っていないので

親戚の人が親に使い方を見せていました。

その時にGoogleか何かで検索したのか

“これ、○○ちゃん(うちの母の名前)の家でしょ?”

と、親にその画像を見せていました。

そしたら

“ああ、そうだね”などと喋っていました。

水ノ瀬もチラッと画像を見ましたが

間違いなく、うちでした。

いつの間にこうなっていたのでしょうか。

知らないうちに誰がこんなことをしたのでしょうか。

プライバシーがない、と思いました。

これでは世界中の人に

“ここにはおかしな人が住んでいる”

と、ばれてしまったも同然です。

やっぱり監視の目はあったのかと、

これでは外も歩けません。

犯罪者って、こう言う気持ちなのかな?

ふと、そう思いました。

[2012年9月27日 16:10]
忘れてしまった今日はクリニックでした。

受付で、診察券と自己負担上限額管理票(一割負担で通院しているので、この手帳に病院や薬局で支払い額を書かなきゃいけない)を出そうとしたら

なんと手帳を忘れてきてしまいました。

パニックになりながら受付の人に説明したら

“次回まとめて書いておきますね”

と言われて安心しました。

それと、手帳を忘れても三割負担にはなりませんでした。

はあ、よかった。

しばらく待ってから診察室へ。

“調子はどうでしたか?”

“前半は疲れたんですが、後半はなんとか大丈夫でした”

“お父さんはいるの?”

“土日月と休みで、火曜日に仕事で昨日今日と休みです”

“じゃあ部屋に篭ってるの?”

“はい”

“でも、今は気候が涼しくなってきたから部屋にいても楽なんじゃない?”

“そうですね、はい”

“パソコンはいじってるの?”

“相変わらず週に二回くらいです”

と、ここまで話したあと

法事があって疲れたことを言いました。

“人が多くて疲れたの?”

“人数的には少なかったんですが、従兄弟が子供を連れてきたんですよ。私は子供が嫌いだから、それで疲れました”

“まあ、子供はうるさいからね”

先生は苦笑いをしたあとに、

“カレンダーに見られてる感じある?”

“はい、まだあります”

“それから…、眠れてますか?”

“昨日は眠れなかったんですが、他はなんとか眠れてます”

と言いました。そしたら、少し間を置いて

“最近、雨が降ったから少しは安心しましたか?”

“ダムの貯水率を見ると水位は低下してますから、まだまだですね”

そしたら、先生はまた苦笑いをして

“お薬は、いつものにしておきますね”

これで診察終わり。

台風、上陸してくれないかなあ…。

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