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ロッテの今江敏晃は10日、FA権を行使することを表明した。05年に三塁のレギュラーに定着すると、同年と10年に日本シリーズMVPを獲得。短期決戦で勝負強さを発揮した。今季は故障で98試合の出場にとどまったが、05年以降は毎年100試合以上出場している。そこで、今江を獲得すべき球団がどこになるのか、現在の各球団の三塁事情をもとに見ていきたい。
セ・リーグ3位の阪神は三塁のレギュラーを固定できなかった。今季は二塁からコンバートされた西岡剛が開幕から務めていたが故障で早々に離脱。その後は、今成亮太、新井良太などがスタメンで起用されたが、レギュラー獲得する選手は現れなかった。近年、三塁のレギュラーを固定できていない状況を考えると、補強ポイントに合致しそうだ。
また、中日も三塁で不安を抱えている。中日は今季ルナがチーム最多の79試合に先発出場したが、今季限りでの退団が濃厚。ルナに代わる三塁手候補には高橋周平、堂上直倫などがいるが、絶対的な存在がいない。ただ、若返りを図るチームの中で、来季33歳を迎える今江を獲得というのは考えにくい。
FA宣言した今江はAランクの選手ということもあり、獲得した場合
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