機種変更の感想を編集 戻る
あなたが新しく手に入れた端末名シャープ「W-ZERO3[es]」 (感想ID: 1057) 機種名補足(色など) 新機種を使い出してから感想を書くまでの期間 これまで使っていた端末名(あなたの中での比較対照)シャープW-ZERO3(WS003SH/WS004SH)(code=324) 前の機種の使用期間 7ヶ月〜12ヶ月 1ヶ月以内 1ヶ月〜3ヶ月 4ヶ月〜6ヶ月 7ヶ月〜12ヶ月 1年〜1年6ヶ月 1年6ヶ月〜2年 2年〜3年 3年以上 あなたの名前(ニックネーム・ハンドルネーム) あなたのメールアドレス(本人確認、登録時と同じメールアドレスを入力できなければ変更できません) あなたのホームページ(ある人だけ) 買った場所 値段(端末自体の値段) 円 満足度 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% この端末の良い点 ★とりあえず片手で操作できるようになった。 →これはとても重要。WS003SHは片手操作用の満足なインターフェースを持っていなかったので、ちょっとした操作をするにもキーボードが必要になり、取り扱いが面倒でした。[es]は、(少なくともハードウェア的には)携帯端末にとって「あって当たり前のインターフェース」を備えているので、違和感なく使い始められるところがいいですね。電車内でニュースを読んだり、メール&blogを読み書きしたりすることが多い身なので、[es]に変えてからはだいぶそれらの操作が楽になったな……と感じています。 もちろん、WS003SHにはWS003SHなりのよさがある(Qwertyキーボードを使うのならばWS003SHサイズが実用限界だと思うし、VGA解像度で文字を読みやすく表示するにもWS003SHサイズが実用限界だと思う)ので、どちらか片一方で統一すべきだとは思いませんが……私の場合は後述の理由により、現在Qwertyキーボードを開くのは「リセットボタンを押すときだけ」になりました。 ★世界で始めて(?)テンキー部を自由にカスタマイズできるケータイ。 →私は二十歳を過ぎてから(特に指の)運動能力が衰え始めたようで、文字入力に限らず「力技に頼らず手順改善でカバーする」ことが日常になりつつあります……そのため、色々な入力方法を作ったり探したりしてきました。 パソコンでの文字入力に関しては「飛鳥カナ配列」を見つけてから3年ほどが経過しましたが、ケータイに関してはどうにも納得いくものが見つかりませんでした。 無い物は作るしかありません……そこで、既存の文字入力法を改造した【かえで携帯配列】( http://flatlib.main.jp/dench/vec/more/KaedeMobilePhoneKeymap.txt )を製作しました。 基本的な考え方は1979年製の「親指シフト」と1991年製の「ポケベル入力」が元で、2005年試作→2007年発表の「FOMA D800iDS」に搭載されている入力方法と似ています。 「物覚えが極端に悪い私にとって覚えやすいこと」を最優先にしつつ、日本語入力で必ず考慮するべき「カナの出現頻度」になるべく従って……と、目標はとても高いところに設定しましたが、それなりに仕様を満たすことができたかな……と考えています。 もっともこれは【単なる自己満足】なのですが、メーカーのお着せではない入力法が自由に設計できるというのは素晴らしいと思います。また、他の方がctrlswapmini用に公開されている入力法も「それぞれの立場でもっとも使いやすいように設計されている」例ばかりで、見ていてとても興味深いと思います。 こういった「容易に物事を改善できる世界」の土台となる端末を真っ先に製作してみせたあたりは「目の付け所がシャープ!」であり、現時点では「他では代用できないオンリーワン」であることも良いですね。 ★良い点はきちんとWS003SHから引き継いでいる。 →特に「豊富な周辺ソフトウェア」の力には毎回助けられています。ActiveSync非導入な環境でもバックアップできるツールが公開されるなど、コミュニティの強さをしっかり背負うに相応しいデバイスだと思います。 ★USBキーボードが使える。 →ストレージ系を[es]に繋ぐ気はない(MiniSDを抜いてノートに挿すほうが多い)ものの、真っ当にタッチタイプできるサイズのキーボードを繋いで使えるというのは助かります。 ★電池蓋を開かなくともソフトリセットできる。 →挙動が全体的に安定している(WS003SH比)ものの、心理的にリセットボタンを押したくなるときがあるので、こういう細かなところの改善はいいですね。とはいえ、キーボードをあけないとアクセスできないのはちょっと面倒かも……側面(充電端子側など)にあるとより便利ではないかな、と思います。 ★内蔵のATOKでは「英数(Capslock)」「ひらがな」キー押下による英数/かな切り替えが出来ない……という問題が解消された。 内蔵のMS-IMEは当たり前のようにサポートしている「英数(Capslock)」「ひらがな」キー押下による英数/かな切り替えが、内蔵のATOKではなぜかサポートされていません。Justsystemに問い合わせた限りでは「それはSharpに訊け!(注:あくまでも意訳)」との返答を頂きました。 JIS規格の「JIS X 4064:仮名漢字変換システムの基本機能」の「6.2.1〜6.2.2」項が要求する事項であり、外部アプリケーションなどが使用する場合もあります(たとえばctrlswapminiとか)ので、ぜひともサポートしていただきたいところです。 ……と書いていたのですが、ファームウエアのバージョン1.50で本案件を採用いただき、外付けキーボードからの文字入力がだいぶ楽になりました。 通常の「かなめくり入力」をする際にも「ひらがなと英数字を交ぜて変換する」ことができるようになって、だいぶ快適に文字入力できるようになりました。 できれば【Alt+ひらがな】によるカナロック切り替え&【Shiftキー+英字】による一時的な英字モードへの移行と【Shift】キー単独打鍵による英字モードからの復帰(両者共にMS-IMEはサポートしている)のサポートもお願いしたい……ところですが、これはさすがに贅沢と言うべきところですね。 しかし、Justsystemと機種変更データベースにしか書いていない(ほかにも日記には書きましたけど)状態で「シャープさんに直接要望を出したわけではない」にもかかわらず、こういう細かなところまでしっかり改善してくださるというのはありがたいです。 この件があったので、満足度は10%上がって「100%」です。ホームメニューも搭載されましたし、W-ZERO3[es]という製品に対してこれ以上望む必要などないのかもしれません。 後は次の機種に期待!ですね。 この端末の悪い点 ★標準状態でのテンキー入力が少し面倒(というか、まだまだ改善できる余地がある)。 →ctrlswapminiを使って色々弄れば良くなるのですが……できれば、かな漢字変換の側にも工夫が欲しいところです。 同社の「ケータイShoin」には子音入力(T9に似た方法)がありますが、あの方法ですと「候補が多すぎて選択コストが掛かりすぎるor候補を絞りすぎて欲しい候補が出ない」という、バランスの取りづらさがどうしても出てしまうように思います。 できれば、「無改造のポケベル入力を徹底的に生かせる&かなめくり入力でも楽が出来る」仕掛けを考案していただきたいところです。 お役に立てるかどうかは不明ですが、ひとつのアイデアを考えてみました。 → http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20061221/1166714490 「さーふ」と打って変換したときに「シャープ」という候補が出る……とか、そういう仕掛けです。子音入力よりは未変換文字列に直感性があるような気がします。 ★内蔵のQwertyキーボードは要らない。 →テンキーのみで必要十分な状態を確保できてしまった現在となっては、「キーが小さすぎて全指タイピングが出来ず、キー数が無駄に多い」Qwertyキーボードは使い物になりません。これを取り払って「もっと薄い端末」になれば良いのですが。 現実的な問題として、「両手を必要とする」割には「両親指のみを使用」しつつ「使いやすいとは言い切れない」位置に配置された「19個もの小さすぎるキー」を使用させておいて、「ようやく1.4〜1.6操作/カナ」というQwertyローマ字入力が永続的に受け入れられる……という仮定は、さすがに無理がありすぎると感じています。本機が持つキー数であれば、少なくとも「1.2〜1.3操作/カナ」が実現できて当然でしょうし。 #とはいえ、操作数を減じた入力法を作成しても、キーの小ささには勝てませんでしたが……。 # http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20060703/1151852429 かなめくり入力やポケベル入力は「片手持ち」できて「持ち手側の親指のみを使用」しつつ「本体の重心に合わせた」位置に配置された「12個の丁度良い大きさのキー」を使用して、「この悪条件でも2.2〜2.5操作/カナ」の入力効率を発揮できます。 さらに、FOMA D800iDSで搭載された方法や、あるいは【かえで携帯配列】のような方法を使えば「同条件で2.0操作/カナ」という状態を「容易に」実現できることからすると……ますます「親指2本でローマ字入力」という方向性には疑問がわいてきます。 開発者の方々には、ぜひとも社内の先人が記した論文である「英文キーボードによる日本文入力について(1981年10月21日、情報処理学会) 」「英文キーボードによる日本文入力について PART II(1983年5月11日、情報処理学会) 」をよく読み返していただき、【どういう条件でQwertyローマ字入力が現実的な入力法として存在しうるのか】【W-ZERO3のようなポケットサイズ端末で使うべき入力法はどうあるべきか】について再考いただきたい……と、そう感じました。 もしスライドキーボードを残すならば、片手操作が容易な方式……たとえば富士通の「片手操作キーカード(SHK)」のような、まっとうにタッチタイプできる入力法への刷新が必須であろうと思われます。 今更ですが……W-ZERO3[es]のQwertyキーボードと比較すると、WS003SHのQwertyキーボードは「十分我慢して使える」サイズであったことに気づかされました。いかにWS003SHのQwertyキーボードが「ぎりぎり使えるサイズ・形状」を目指して設計されていたのか……という苦労の姿が、W-ZERO3[es]のキーボードを通じてはっきり感じ取れたように思います。 ★テンキー部に「キー間の隙間」がないのでタッチタイプしづらい。 →容易にタッチタイプをするためには「指を置いたときに隣のキーに触れずにすむよう、一つ一つのキーを小さくして隙間を設ける」必要があるのですが、その点に関する配慮が不足していると感じました。 同社のSoftbank812SHやW41SH、他社のWX321J・WX220J・WS005IN・WS009KEなどの機種を参考にして「タッチタイプできるようなキー形状&キーサイズへと変更する」必要があるように思います。 テンキーのタッチタイプは「Qwertyキーボードよりも習得しやすく、Qwertyキーボードとは違って片手で完結する」だけに、この点は非常にもったいないと感じました。 ★意外と電池が持たない。 →照明対象面積が狭くなったので期待していたのですが……W-ZERO3と同じ頻度で使っていると、同じ頻度でバッテリ切れになるようです。 ★相変わらず太陽光下ではまったく使えない。 →非反射型液晶の構造上仕方がないことは承知していますが、屋外ではバックライトの照度をフルにしても全く文字を判読出来ず、晴天下では「夜の電車内から室外を見る」かのような有様でして……「明るい室内」が実用限度です。 発色が悪くとも構わないので、周りが明るいほどバックライトがいらない「反射型&フロントライト」の表示機構を採用して欲しいところですが……シャープのASV系パネルは「発色の綺麗さ」がウりなだけに、こういう選択肢はたぶん採用されないであろうところが惜しいと思います。 個人ユーザ向けのモデルでは必要ないかもしれませんが、せめて企業ユーザ向けのモデルにはこういうオーダーメイドへの対応が必要かもしれません。 参考になるかもしれないURLを下記に示します。 http://plusd.itmedia.co.jp/products/0211/28/qjtb_005.html http://www.fmworld.net/biz/fmv/product/hard/sty0610/feature/tb13r.html ★本体の受話側音声が小さすぎる →夕暮れ時、片側2車線の国道脇で「まっとうに相手の声を聞き取れない」点には困りました。私の耳が悪くなったのだろうか?と疑ってもみたのですが、WS003SH(こちらは特に問題なし)と比べて聞きづらい気がします……。 イヤフォンマイクを持ち歩かないもので、そちらの音量が取れるようになっても恩恵を受けられないのがツライところです。 また、スピーカの開口部が広すぎるデザインになっていることも「問題をややこしくする原因になっている」気がします。見た目のよさを優先すると「どこに耳を当てたときに最も音を聞きやすいか」ということが視覚上は判別できず、ユーザビリティという観点で見た場合にだいぶ問題があるように思われます。 感想をまとめると WS003SHと比べると、やはり「軽くなったなぁ……」というのが率直な印象。それでもWillcomの最軽量端末2つ分以上あるだけに、余計なユニットをもっと取り払って「スーツのポケットに入れても目立たない、使えるビジネスケータイ」を目指していただきたいと思いました。 価格については満足してます。むしろ、わざわざ10ヶ月縛りが解ける日(2006/10/14)まで待たなくても良かったような気すらしますし……。 全体を通してみると「コミュニティが要求する仕様をしっかり押さえている」という点は非常に良いと感じました。細かなところについては改善の余地があるものの、現状で既に手放せないツールになっていることは確かです。 次期W-ZERO3[light](?)への要望としては……テンキー経由での入力方法については、できればctrlswapminiぐらいに自由度がある(ユーザによる改善の余地がある)状態を希望したいです。 それと、開発の際には「ケータイのユーザビリティに関する知識を持つ専門家」に参加して頂きたいですね……。本機では「ケータイ業界では数年前に解決されていたはずの問題点」がいくつか顔を出しているようで、その点が少しばかり気になりました。 せっかく同社内には「アークリッジキー(Softbank812SHに採用)」のように巧妙なバランスを持つハードウェアインターフェースを設計できる人がいるのですから、そういった方に協力していただくべきなのかもしれませんね。 せっかくW-SIMベースの端末では開発期間を圧縮できるのですから、「世界で始めて!ユーザビリティに注力したスマートフォン」を、ぜひともシャープさんからリリースしていただきたいところです。 ●添付画像1: 添付画像無し ●添付画像2: 添付画像無し ●添付画像3: 添付画像無し ●添付画像4: 添付画像無し ※200kbyte以上の画像は自動縮小されます。 登録時のパスワード(4桁の数字) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 (投稿時のメールアドレスとパスワードがそろわないと編集出来ません。)
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