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宮崎県の家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」問題で、県は16日未明、
新たに同県川南町と高鍋町の計10農家・施設の牛と豚が感染した疑いがあると発表した。
高鍋町の施設は県家畜改良事業団。県は13日から14日にかけて、
移動制限区域内にある同事業団の種牛6頭を区域外の同県西都市に移したばかり。
家畜伝染病予防法に基づく移動制限区域内では、家畜の移動が禁止されるが、
県のブランド牛「宮崎牛」の生産に欠かせない優秀な種牛を保護するため、県の要請を受け、
国が特例として6頭の移動を認めた。
同事業団では種牛を55頭飼養していた。同事業団に残っていたこのほかの種牛49頭は、すべて殺処分の対象となった。
移動させた種牛に今のところ、感染は確認されていない。
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