海水水槽用E27電球ソケットLED照明がいつもと違う壊れ方をした修理メモ
点灯しなくなったLEDを交換するテクを身につけずっと同じLED照明を使い続け散るのですが、今回いつもと違う壊れ方をしましたのでその修理メモ
上記が点灯しなくなったLED照明の内部の状態です。LED表面が徐々に黒く変色していくものはたまに出てくるのですがこのLED照明ではとても多くのLEDが黒くなっています。調べると黒くなっているのは青色LEDばかり。これらは壊れているわけじゃなく3Vをかけると問題無く点灯し黒色のスキマから明るい青い光が見えます。
ただ考えてみると、このように黒くなると光が遮られて光が集まり加熱するでしょうからどんどん黒く焦げていきそうな気がします。とはいえ、これまでに黒くなったものが使えなくなったことはありませんので今回全体が点灯しなくなった理由とは直接の関係は無さそうです。
これまでの修理では、それぞれのLEDに3Vを流してみて点灯するかを確認していくと、いつも1つ点灯しないLEDがあり、それを交換することで全体が点灯するようになりました。しかしながら今回は全てのLEDが3Vかけた時に点灯したため、どれが問題のあるLEDなのか分かりませんでした。
↓AC100Vを接続した状態

直結されているLED18球の電源供給部分の電圧をテスターで測るといつもどおりのDC67V程度あり、AC-DC電源ユニットが壊れているわけでは無いみたいです。
また通常の故障では全体が一切点灯しなくなるのですが、今回の壊れ方でいつもと違うのはAC100Vに接続した時にLED全体が弱く光っていることです。
結論ですが、今回は全てのLEDに2.5Vをかけてチェックしてみたところ光らないLEDが1つあったのでそれを交換したところ全体が明るく点灯するように復活しました。
様々な電圧をかけてみる時はこれ使っています。
これはAC100V接続時にそいつに2.5Vもかかっておらず、点灯する電圧を下回ったと考えるとツジツマが合う気がします。
とはいえLEDは必要な電圧以上をかけて初めて通電するようになる性質を持っているのでテスターで抵抗値を測っても確認出来ませんのでちょっとやっかいです。
今後の修理の際は3Vをかけて調べるのでなく2.5Vをかけて光らないやつは交換していくと良いかもしれません。
↓今回は黒く焦げたLEDも含め多くのLEDを交換しました。

少し気になることとしてこのLED電球はAC100VからDC67Vを作り出し直列したLED18球を光らせいる単純構造です。これは1つあたり3.7Vかかっていることになり、LEDにかける電圧としては上限ぎりぎりです。しかもLEDの品質(内部抵抗)にはバラつきがあるでしょうから中には4V以上がかかっているLEDも存在するはずです。
黒く焦げていくLEDは高電圧がかかっているLEDであり、黒くなっていないLEDの中に通電時の内部抵抗が低下しているものがあることを意味するのかもしれません。
通電時の内部抵抗が低いものを見つけ出す方法は思いつかないのですが、点灯電圧が低いものを探すことと同義だったりするのでしょうか?
水槽に使っているE26ソケットのLED電球はこういうやつです
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Category:#海水水槽
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いいっすね!=85
001 [09/02 14:52]yori:テスターのダイオード測定モードで、順降下電圧(Vf)を測定してください。 ↑(29)
002 [09/02 16:23]ふぇちゅいん(主宰) TW★97:なん・・・だと!テスターを初めて触って40年近く、そんな隠し機能が・・・・汗 ↑(20)
003 [09/02 18:10]yori:VfのばらつきでLED破損だと思うので、テスターでVfを測定して、ばらつきに対して個別で並列に抵抗を挿入(全てのLEDが同じになるように個別に抵抗計算)すると良いと思います。内部抵抗って表現は少し違ってて、順降下電圧という概念が正しいです。 ↑(15)
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