2020.12.24
幾何学DIYプラレール2020年12月最新版【3Dプリンタ用データ(stl)有り】
前回2020年2月にデータを公開しているのですが
コメント欄で↓これ作った人にアドバイスもらった方式を取り入れてみました。
↓こんな感じ。※試行錯誤したパーツの見分けが付くようにバージョンコードが入ってます。Nob20bとか。
これまで脱線を防止するために2つの戦略をとってました
(1)一時的にレールを狭めて、車輪の方向を早めに変えさせる
(2)一時的にレール幅を広げて脱線を防ぐ
これの(2)の方式を改良して「レール幅を広げる時に2段階で高さを変える」ということをしています。これにより(2)を行う事で生じるデメリットである「反対方向から走ってきた車輛の脱線傾向が高まる」というのを解消させるというものです。
この戦略はほとんどの場合は場合有効に機能しました。
しかし下記の最外周部(通称C)のパーツではなぜか逆効果で脱線しやすく。どうやら2本のレールの交差角度が近すぎて2段階段差により乗り上げやすくなってしまっているようです。結局、最外周部のパーツでは2段階段差は非採用となりました。
<<2020年2月公開版>>
<<今回2020年12月公開版>>
脱線防止のデザインを今年2月のものと少し変更してますが、もしかしたら微妙に今年2月のデザインの方が優秀かも。理由としては今回のデザインは線路幅を狭めすぎて通過時に少し減速してしまいなめらかに走行していません。
進行方向を限定するならいくらでも完全解決する方法はあるのですが、4か所の侵入箇所全てから入って脱線しないようにする事を目指すと、なかなか難しいです。
下記は3Dプリンターで出力するためのstlファイル4種類と、そのstlファイルを出力する時のデザインの元となるOpenSCADファイル4種類をZIPでまとめたファイルです。
幾何学プラレール2020年12月版のstlファイルとOpenSCADファイル(各4種類)
stlファイルは4種類あるのでAx8つ、B×8つ、C×8つ、E×4つ。合計で28個出力してください。全部でフィラメント1kgぐらいです。朝昼問わずぶっ続けで出力して2週間ぐらいでしょうか(笑)
使っているフィラメントの素材はPETGです。今回使ったフィラメントはこれ↓
最近はPETGフィラメントも1kg2000円程度のモノがあるのでありがたい限りです。
以前も書きましたが、PLAは柔軟性が無さ過ぎて組み立てる時に大変かもしれません。2歳児が踏むと割れるしねw
OpenSCADのファイルは汎用性重視の数学的プログラムになっていて、それなりに新しいはずのRyzen7 3700XのCPUを使ってもレンダリングしてstlファイルを出力するのにそれぞれ20分ぐらいかかるので気を付けてください(^^;
しかしプラレールの車輛の走行原理が奥が深くて、ずいぶん深みにハマってしまいましたよ。単なる壁つたいネズミのようで奥が深いです。前輪はグリップ力無しの車輪で、後輪がゴムの装着されているグリップ力ありの車輪なのですが、前輪を方向修正しても、そのままの方向でしばらく(1〜2cmぐらい)走り続けないと後輪は完全に方向修正されないんですよね。一瞬だけ前輪の位置をズラしても後輪の角度が変わって無ければ方向は元に戻ってしまいます。
さらに後輪にいたっては「壁づたいネズミ」として機能しません。これはゴムがハマっているせいだと思うのですが、沿って走っているレールの壁とわずかな角度のズレがあるだけで、簡単にレールの壁に乗り上げます。後輪は壁づたいすることなく壁に触れずに走れるようにすることが求められています。
ここまで原理を要素解析出来ればもう少しScientificにレール設計が出来るかもしれません。
タカラトミーははやくパズルプラレールとしてこういうの売り出すべし!
作ろうと思ってからもうすぐ2年だね。とりあえず完成ということで
Category:#DIYプラレール
■ ■ ■ コメント ■ ■ ■
いいっすね!=11
001 [12.24 19:01]ぽこた@Nuro:これメルカリで売れるんじゃね!! ↑(3)
002 [12.24 21:23]ななしさそ★55:次は立体構造ですね♪ いつか見てみたい100連結プラレール<なお、動力車の数と配置 ↑(3)
003 [12.25 10:29]ふぇちゅいん(管理人) TW★77:立体いきたいね!フィラメントたくさん必要そうだけど。。。。元になる設計とかあったらいいんだけど ↑(1)
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