驚異の量子コンピュータ〜宇宙最強マシンへの挑戦(藤井 啓祐)(岩波科学ライブラリー)(2021年コンテンツ1)
カテゴリー:#科学技術(記事数:77)

2021.01.15

驚異の量子コンピュータ〜宇宙最強マシンへの挑戦(藤井 啓祐)(岩波科学ライブラリー)(2021年コンテンツ1)


量子コンピューターの現状どうなっているか、ここらで勉強しておこうと思って読みました。

薄いのに1650円は高いなぁ。

TalkBack読み上げで5時間ほどで読み終わった。けど分かりやすくて悪くない書籍かと。この手の技術モノの書籍は読み上げのみだと図が見えないからちょっと理解薄め。
読む前と比べて量子関連の理解が10%→30%にあがった感じですw。薄い理解ですが興味深く読めて、量子コンピューター技術は人類史に残るターニングポイントなのかもしれないと思えました。

これまでのコンピュータ技術はデジタル化により、AND、OR、NOR等のデジタル判定の組み合わせを基礎に組みあがってきたが、量子演算では、まったく異なる確率(振幅)の演算により計算を行うことを目指すため既存の演算の基本であるAND、OR、NOR等ではないロジックの組み合わせで複雑な計算をする方法を再構築する必要がある。

またハードウェアとしても工夫の余地が無限にある状況のよう。

現在の量子コンピューターの開発ステージは既存のコンピューターに例えると、真空管が発明された段階で、トランジスタ、集積回路に当たるものはプロトタイプは多数あるもののベストな方法は何か検討が進んでいる段階で、今後30年とかにわたってムーアの法則指数版(18ヵ月で性能が2乗になる)とかで進化を続ける余地があるのは間違いない。

基本的なロジックが違うので比較は困難だけど、将来的に恐らく問題解決能力としてデジタルコンピューターを圧倒するのは間違いない気がする。

と理解しました。しかし基本の量子力学に関しては、やっぱりオバケの話みたいで納得いかないなー。実際の観測結果がそうなのは仕方ないとして。。。やっぱり何か上位の概念の一面だけを見ている気配がするんだけど。。。う〜ん。

量子コンピューターが普及しだすと人間の思考もAND、ORのフローチャートに縛られないロジックを使いだすのかも。そもそも人間の脳は量子的振る舞い使っているかどうかは知らないけど、量子コンピューティングの古典シミュレータなんじゃ?、量子コンピューターのロジックの研究が進むと脳科学にも恩恵があったりして。

誰か量子コンピュータ関連銘柄教えてくださいw。Google様やIBM様などの巨人にとって借りそうな鼻息の洗い米国ベンチャー株とかない?w、ハードを作っている会社というよりはソフトウェア(ロジック研究)に強い会社に興味かな。

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いいっすね!=4
001 [01.15 21:48]のら@Dion:D-Wave。上場していないのかな。あとは意表ついて富士通 (1)
002 [01.16 10:19]ふぇちゅいん(管理人) TW★78:そういえば本の中で2000年台にNECがものすごく量子コンピューターに入れ込んでいたって話があったな (1)
003 [01.16 10:43]メッセは良かった@Nuro:念のため、次のステップでこちらも紹介しときます。 https://www.amazon.co.jp/dp/4274226212/
004 [01.17 22:42]ふぇちゅいん(管理人) TW★78:ちょっとレベル上がり過ぎでは?な気配 (1)

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