英語のタイトルは「Analogia: The Entangled Destinies of Nature, Human Beings and Machines」
Audibleで読んだ。すごく色々と考えさせられた。途中に著者趣味のカヤックの話や、その背景にある先進国の先住民殺戮のひどい歴史が大量に入っていて読みにくいが、これらもAIの次に何が来るのかのヒントになるような気がしてならない。
AIはアナログコンピューティングであり、これからデジタルの時代が終わりアナログの時代が始まる。アナログは連続体でありもはや「数えられない」し「表記出来ない」。根本的にデジタルとは別のものである。おそらくAIの個体数も数えられるものではなくなり、AI間のコミュニケーションも超音波の広い帯域を使って行うイルカと同じように表記出来るものではなくなる。
この著者「ジョージ・ダイソン」は父が物理学者フリーマンダイソン。みんな大好き「ダイソン球」の考案者。著者も父について幼少期から第二次世界大戦前〜大戦後のアメリカ科学界の、各種物理学理論、原子力、コンピューターの発明の経緯を実体験として体験し語っており、その流れもAIの次に何が来るのかを想像するヒントとなりそうだった。
このへんの科学史は知識が無かったけど深い。深すぎる。第二次世界大戦後に西洋の真似して科学立国を名乗っている日本が恥ずかしくなった。歴史的に考えて日本なんか科学後進国なんだわ。
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