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>>999-101
死刑論については、賛否両論があるから自分の立場は言わないという事にしてる
のですけども、
死刑廃止をする場合の問題点としては
・冤罪のリスクがあるとは言っても、地方であれば地方である程、パトカーで連れて
いかれた時点で、人生がほぼ積んだも同然です。
・死刑を廃止するにしても、その次といえば場合によっては20年近くで出てこられて
しまう無期懲役しかない。
・諸外国のように終身刑を導入するにしても、刑務作業で経費をまかなえる訳では
ないので、「なぜ極悪犯罪者を税金で養わなきゃいけないんだ」という話は必ず出
てくる。
・いくら塀の中とはいえ、犯人がのうのうと生きているという状況に、「身内を無残
にも殺害されてしまった」遺族の心情的には整理がつくのだろうか?
・無期懲役においても、自暴自棄になったり人格崩壊がおこったりするケースも
あるようで、それより長く施設に閉じ込めておくとなると既に反省どころの騒ぎで
は無くなるのでは?
死刑存続の場合の疑問点としては
・いくら負担の軽減をできる「仕組み」があるとは言っても、執行人の心理的な負担
は相当なもの。
・そもそも「死刑になりたいから事件を起こした」という時点で抑止力は効いていない。
・そういう人間が死刑になった所で、本人は反省に至らないだろうし、遺族の心情的
にもどうなんだろう?
・犯罪者とはいえ、人為的に人生を奪ってしまうのは本当に憲法第36条に反しない
のかどうか。(最高裁判決で合法という判断が出ていますけどね…)
…というのが両方の論者から意見が飛んできます。
割と一致点を見つけられないまま、際限なく話そうとされる方が多い感があるので、
その手の議論をするのはあまり好きではありません。
しいて言うとすれば、どちらも「覚悟が必要」という事でしょうか…。
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