2020.11.16
初めてのキャンピングカーレンタル!アミティーx港北センター南のニッポンレンタカー→200km→ファミリーパーク那須高原
ついに以前からあこがれていたキャンピングカーをレンタルしてみました。楽しかった。色々とキャンピングカーの本質が見えてきたのでメリット・デメリット紹介します。
中で夜に家族4人でくつろいでいるところ。この写真は運転席上のダブルベッドサイズの場所から4人が座れるテーブルを見下ろしています。
車体の後部はシングルベッドサイズの二段ベッドになっています。写真に写っているテーブル部分は解体してフラットスペースに組み替えることが出来ます。フラットスペースに3人寝ると大人が快適に6人寝れる感じです。4人家族には十分過ぎるスペースです。ちなみに我が家には2歳のチビッ子がいるのでチャイルドシート持参です。
上の写真の右手にはホテルによくあるような冷蔵庫。えらくよく冷えていたのでコンプレッサー方式だったかな?
電源制御パネル
後部居住スペースの上の各種電源のON/OFFスイッチパネルがあります。このキャンピングカーにはデカい補助バッテリーが搭載されていて1泊ぐらいだと外部給電無しで快適に電気が使えるようです。この車種にはエアコンは無しですが、ファンヒーターは搭載されています。居住スペースの真上に巨大なファンも搭載。これらを制御出来ます。
テレビ
20インチぐらいのテレビ、地デジが普通に映ります。
居住スペースから運転席を見たところ
今回借りたのはニッポンレンタカー
センター南のコーナンの中にある「スポーツオーソリティ―」ということろが窓口でした。
3車種の垂れ幕
一番大きい「リーブス」、小さい「アミティー」普通のワゴンタイプのマヨルカの3種類のラインナップ。この中で「アミティー」を借りました。
トイレ、シャワー等は付いて無いけど洗い物が出来るシンクがついています。あとは冷凍冷蔵庫とテレビと電子レンジとカセットコンロが搭載。
レンタル費用は土曜日の11時〜日曜日の5時の30時間レンタルで3万円ぐらい。ちと高い。まあどこもそんな感じの相場だと思います。昨今は個人運営みたいな感じでキャンピングカーを貸してくれる事業者があちこちに見られますが、どこもオンラインでポチっと予約システムを作って無くて空いているのかどうか電話で問い合わせないと分からないみたいな感じなんだよね。事業所が無かったりとか。その点、天下のニッポンレンタカーですからオンラインで全ての予約手続きあ完了出来て良かったです。
ナナメ後ろから。借りるキャンピングカーはコーナンが入っているショッピングモールの立体駐車場の1階に停まってました。
高さ制限の問題でこのキャンピングカーは立体駐車場の2階から上には行けないそうなのですが、駐車場の1階は他に空いてなかったので乗ってきた自家用車から荷物をキャンピングカーに移すのに少し苦労しました。コーナンのカートを2つ使って4階に停めた自家用車からエレベーターを使って荷物を運びこみました。
あとこのコーナンの駐車場はセンター南駅の真ん前にあるだけあって1日最大料金設定が無い駐車場で30時間放置すると高そうだったので、荷物を積みかえた後は近くの公園の駐車場に移動させました。キャンピングカーをレンタルする人が乗ってきた車を預かってくれるサービスがあるとサイコーなんだけどね。
11時からレンタル開始だったのですが、車の使い方の説明を受けて荷物を積みかえて自家用車を移動させてとかしていたら結局出発までには1時間半ぐらいかかってしまいました。
自家用車を翌日まで停めたのは300mぐらい離れた「都筑中央公園 円形広場」の駐車場、1500円ぐらいで停められました。
■運転・移動について・車としての性能
車体に「Bongo」と書いてあります。マツダの「ボンゴトラック」がベースってことらしい
こんなデカい車を運転したことは無かったので最初の30分はかなりビビりながら運転していましたが、すぐに慣れました。この車、うちのヴェゼルよりも小回り効くんじゃないか?w。MAZDA BONGO TRUCK|マツダ 1 users1イイネ
あ、最小回転半径4.3mだ。やっぱりうちのヴェゼルよりも小回りだw
最小回転半径がどちらも5m以上もあるシトロエンC2→ホンダ・ヴェゼルと乗り継いできた俺にはめっちゃ小回り利くように感じるw。うほ、片側2車線の道路を切り返し無しでUターン出来るぞ笑
車高が高いけど、幅や長さは別の普通の車に比べて大幅に大きいわけじゃないんだよね。パワーもあるので加速性もそこまで悪くない。ただね。車高のために風圧の影響はすごく受けるっぽい。借りた日は風は強く無かったので、周囲に車がいない状態での走行時には何も感じませんでしたが、時速80kmで高速道路を走っているとどんどん追い抜かれていくのですが、抜かれる直前に追い抜く車がいる車線に引っ張られるような力を物凄く感じました。逆方向の力なら分かるんだけど、追い抜かれる前で、かつ引っ張られるような力ってのは、あれはどういう現象だ?空力的にちょっとよく分からない。
車としては80km/hでは快適に走れる。90km/hも平気だけど100km/h出す気にはなれない。って感じでした。ただし燃費はすげー悪いです。高速で平均時速85km走行時で1リッター9km程度。一般道だと6〜8kmでしょうか。
駐車場で遠くからみたところ。キャンピングカーの向こうにトラックが停まっていますが、トラックの運転席の上のスペースは仮眠スペースなんだね。初めて理解しました。かなり広くて快適そうなスペースがありそう。
移動中は俺が運転席に座り、ツマとチビッコ×2は後部の居住スペースにいたのですが、ツマに言わせると乗り心地は悪いらしい。トラックだからでしょうか。運転席に座っていた俺は快適でした。そういえば以前キャンピングカーフェスティバルでキャンピングカーには専用車体のものと、トラックベースのものがあって乗り心地が大きく違いと言っていたのを思い出しました。もう一つの「リーブス」ってやつは後部座席も快適な乗り心地なのかもしれません。確かに運転席に乗っていても綺麗に舗装されている高速道路を走行中はスムーズでしたが、少しでも路面が乱れていたり段差があったりする一般道ではトラックに乗ってがっちゃんがっちゃん言わせている感覚はありました。今回、ちょっと初めてなのに遠出しすぎて高速道路で200kmも片道移動しましたが、キャンピングカーで遊ぶなら遠出にならないようにした方が良いと思います。
しかし乗り心地はいつもより悪かったかもしれませんが、子供2人は喜んで行き狂喜乱舞していたし、帰りは爆睡していたので慣れてしまう程度かもしれませんん。運転中に後ろ3人が楽しそうなのに、俺だけ運転席でちょっと寂しいかもしれない。
ガソリンタンク
ガソリンタンクは60リットル。俺の人生でこれまでに入れたことが無いむき出しのガソリンタンクでした。
ガソリンタンク開け口
ボディーの一部がパカっと空いてガソリンタンクがあります。ちなみに車を借りる時にカギの束を渡されます。元々の車のカギ、後部居住スペースのカギ、ガソリンタンクカバーのカギが別だからです。
■どこに泊るか
初めてのキャンピングカーでどこに泊るか色々と検討しましたが、ツマが「夜トイレに近いところが良い」「風呂入りたい」「熊コワい」とか色々うるさかったので、下記に泊りました。
非常に快適でしたが、1泊1万円ぐらい取られたので、高いキャンピングカーで泊る意味があるのが少し疑問でした。
キャンプ場
キャンプ場で遠くから
まずはスーパーで買い出しです。
今回はキャンプでなくなく、「キャンピングカーをしゃぶりつくす」が目的なので外でBBQもせず、車内でグダグダすごすべく、お弁当屋ら酒やらを買い込みました。栃木県の物価の安さに衝撃を受ける。
ファミリーパーク那須高原の利用料金が高いのは不満でしたが、こんな快適な家族風呂を借りることが出来ます。
ツマも子供も大満足。ただこの家族風呂1つしかなくて45分貸出、15分清掃って感じでキャパシティー的には1日4組程度だと思うのでピークシーズンだと予約の競争が激しいかもしれません。キャンプ場としては50組ぐらいキャンプ出来る施設です。
この他にも男女別の大浴場があるのですが、コロナのせいで湯船無しでシャワーのみでの営業となっていました。あの値段で家族風呂も使えなかったら高いと感じるな。
キャンプ場で机を設置。コーナンで2000円購入したやつ。
車内で楽しもうとは思ってましたが、やはり肉は焼きたかったので自宅からカセットガスとフライパンを持ってきていました。カセットコンロはキャンピングカーに標準装備されています。屋外用ライトを何も持って行かなかったので暗闇の中で焼きました。
外部電源接続中
キャンピングカー停車スペースにはコンセントが1個用意されていて車体の外部給電端子を使って電源供給出来ます。しかし車には大型の補助バッテリーが入っているので外部電源なんかつながなくても冷蔵庫も電子レンジも使えます。ありがたみが薄い。それに給電状態を確認するランプとか一切無いので給電されているかどうか不明な感じでした。あと、本体付属の給電ケーブルは短いので、自宅から持参してきた屋外用の延長ケーブルが役に立ちました。
補助バッテリーがどれぐらいの容量かチェックし忘れましたが100Aの巨大車載鉛蓄電池とかでしょうか?12000ahとすると200W×6時間程度だから、外部給電が無いと一晩過ごすのはギリギリぐらいなのかも。
ワイン
スーパーで購入したこの国産ワインが凄く美味しかった。国産ワインの多くは輸入したブドウ汁を使っていたりしますが「渡辺葡萄園醸造」って書いてあるぐらいだから自前で育てたブドウを使っているのかな?
電源供給してもらえるRVパークは下記で検索出来るっぽい
持ち物としては何もいらないと思うけど、布団と枕は持って行った方が良い。我が家は下記のシングルサイズになったりダブルサイズになったりする寝袋×2を持っていきましたが枕忘れたのが失敗でした。
まとめ
やはりレンタル料金がちょっと高いな。今回30時間の旅行でレンタカー代3万円+キャンプ場1万円+高速代+ガソリン代で5万円超えてます。レンタカー+宿泊費として考えると悪くないかもしれないけど、自家用車がある身としては、それなら自家用車で出かけてオートキャンプ場なりホテルなり泊っても値段変わらない。6泊7日10万円とかの長期プランがあるといいな。今改めて料金プランを見るとアミティーは1日23000円、1時間3000円という料金体系だから、「30時間」という借り方が割高になる原因なのかもしれない。
アミティーのオフィシャルページはこちら
あ、アミティーはベースとなるボンゴトラックは販売終了なことからアミティーは販売終了らしい。意外と安いな。398万円〜で買える。
ラインナップを見るとアミティーほどコスパの良い安くてたくさん乗れる車種は無いみたいだけど今後どうなるのか?
Category:旅行記録
■ ■ ■ コメント ■ ■ ■
いいっすね!=3
001 [11.16 15:37]ほわ@Biglobe:借りた車の後輪はダブルタイヤでしたか?横風の影響はダブルとシングルで大きく違いますよ。ダブルの方がずっと走りやすい。 ↑(2)
002 [11.16 19:58]ごみ王@OCN:「マスカット・ベーリーA」が日本固有の品種らしいのでおそらく日本で収穫した葡萄かと ↑(1)
003 [11.16 20:20]通りすがり@Plala:追い抜かれるときの引っ張られる現象は、車体の左右で流速に差がある場合、空力的には流速が大きい側の圧力が小さくなるので、そちら側(追い抜く車がいる側)に引っ張られるのかと。なんて書きながら思ったけど、相対速度的には大気(ほぼ静止)よりは抜く車との方が差が小さそうだから、ちょっと違う気がしてきた。大気側は層流、抜く車側は乱流になって、乱流側の圧力が低くなるから引っ張られる、と予想。誰か詳しい人教えて(笑) ↑
004 [11.16 20:41]へ@Dion:ベンチュリ効果じゃねーの? ↑
005 [11.16 20:54]unknown@YahooBB:>>001 最近のボンゴは全車後輪は小径ダブルタイヤ化されてますねー! 3t低床とかニッチなロングセラーを続けている... ↑
006 [11.16 22:27]ななしさそ★54:最近て…ボンゴが遂にタウンエース(タイダイハツ製)になってしまったんですが。いや、ボンゴがたかだか3年くらい前までダブルタイヤであることがアイデンティティだったと検索で知った私も大概ですが。スタッドレス勢には辛かったでしょうw あっ、本人大丈夫なつもりでも車線逸脱するのがキャンピングカー乗り、所詮大型車両運転スキルLV1ですので、ホント注意して下さいね。北の端っこなのでコロナ禍の今年でも結構見ましたがみんな真っすぐも怪しかったです。 ↑
007 [11.16 23:52]ふぇちゅいんさんふぁん(ゆるりゆラリー)★83:自家用車はレンタカー会社が預かってくれればいいのにね。空港や駅前で普通車貸すのとはわけが違うとわかりそうなもんだけど。 ↑
008 [11.17 00:21]らった@Om:追い抜かれるときの引っ張られる現象は、いわゆるスリップストリームだね。走行で生じた気流=気圧が低い なので、実はキャンピングカーの方が低気圧を引き連れて走っている様なもの。追い越す車がいるとそれを引き寄せつつ、縮小しようとする→キャンピングカーも引っ張られる、という感じかな。 ↑
009 [11.17 08:27]ペンネーム匿名:トラックはただでさえ足硬めなのに、こんな重そうな上屋乗っけたらさらに硬くしないと沈みまくりじゃないのかな?スーパーアンビュランスのハイエースも特装で足固めてあって乗り心地最悪だった ↑
010 [11.17 08:30]えびフライ★1@OCN:アミティー7年乗っていました。メリットデメリットはありますが、日本中あちこちにいった想い出は忘れられません。子供が小さいうちですよ。リセルバリューもいいのでお勧めします。ボンゴは生産中止なので、新車で手に入れるのは難しくなっています。車高があるので、風の影響は仕方ないですね。橋を渡るときは常に、「ふき流し」をチェックしていました。 ↑
011 [11.17 08:33]ペンネーム匿名:トラックはただでさえ足硬めなのに、こんな重そうな上屋乗っけたらさらに硬くしないと沈みまくりじゃないのかな?スーパーアンビュランスのハイエースも特装で足固めてあって乗り心地最悪だった ↑
012 [11.17 08:35]ペンネーム匿名:トラックはただでさえ足硬めなのに、こんな重そうな上屋乗っけたらさらに硬くしないと沈みまくりじゃないのかな?スーパーアンビュランスのハイエースも特装で足固めてあって乗り心地最悪だった ↑
013 [11.17 09:13]MotoZ2User★1:キャンピングカーのレンタルは面白そう。一度やってみたいな。近所の店は前日借り・翌日午前返し料金を設定してた。 ↑
014 [11.17 12:47]やん@Au:幕張新都心営業所だとマイカー無料預かり、って悩ましいね。運転席の下に前輪ついてる車ってたまに運転すると楽しい ↑
015 [11.17 13:29]unknown:観光型バスですら独立懸架になってしまったいま、コイル+ショックしか知らない人が多いと思うので、板バネを理解して馬車感覚で楽しんで乗ってもらわないとね。 ↑
016 [11.17 21:27]ななしさそ★54:そもそも幕張のニッポンレンタカーが年内で閉まってしまう件。で、車をふぇちゅさんが取りに行っておうちで荷物積み込み、行楽とか、その変種で、近場の安いor無料駐車場で奥さん子供を待たせてレンタカーを乗って回収に行く、とかどうです? まあ何にせよ、でかい車乗り慣れていない方は面白い位車線逸脱、センターラインオーバーしますのでミラーと車幅感覚には気を付けてくださいね。 ↑
017 [11.22 00:54]しばけん@OCN:今更だけど、車体が引っ張られる理由は003の1つめが正解かと。車体と車体がすれ違うとき、その間の隙間は何もない時に比べて狭くなり、同じ体積の流体が流れようとしたときには、流速が早くなる。あとは、ベルヌイの法則で、流体の速度+密度+位置エネルギーは一定なので、流速が早くなれば圧力が下がる。なので、車体どうしが引っ張られる。そう、ベンチュリー効果。こだまに乗車中、のぞみの通過待ちのとき、のぞみ側に引っ張られるのと同じ。 ↑
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