デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」でフィラメントスタンドをDIY
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↑B


2016.11.19

デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」でフィラメントスタンドをDIY


3Dプリンターに必要なグッズを3Dプリンターで作っているという矛盾している状況になりつつありますが完成しましたw。しかし写真を見てもらうと分かるとおり、かなり失敗してます。

データは↓モデラボに投稿されていたんだけど、今見たら無くなっていた。何か問題あったんでしょうか?

データは「スタンド」部分と「バー」の2つです。まずはスタンドの印刷。残念ながらスタンドを寝かして印刷するには印刷範囲が足りなかったので立てています。高さ14cm、下面の長径が10cmあります。

↓下記がCuraの印刷設定、細部はどうでも良いのでLayer Heightを0.3mmにし荒く印刷することにします。実は失敗してInitial Layer Heightを0.4mmで印刷しています。0.2mmにすべきでした。このせいでステージとの接着が弱く色々と問題が。印刷時間は3時間30分と出ました。


↓1個目完成。いっけん綺麗ですが細部を見ると・・・・・


↓下面の端が反ってステージから浮き上がってしまっています。これは色々と設定を変更したり、厚くのりをステージに塗ったりしましたが改善しませんでした。またレイヤーの厚みを0.3mmで印刷したため、かなり縦方向が汚いです。レイヤー厚み0.3mmはあまり実用的ではないかもしれません。


↓また、上部分と支持柱を連結するところも反って浮いてしまっています。


↓スタンド2個目印刷。これはヒドイw。1個目と同じ問題が出ています。


↓さらに途中で軸がずれたっぽいです。orz


↓2つ並べたところ。どちらも同じような問題が出て、下面が反っているのが良くわかります。


↓1つ印刷するのに必要なフィラメントの長さは24m(240円)、3時間。見た目はどうでも良いので今時100円ショップでも買える2液混合型のエポキシ接着剤に頼ることにします。


↓たっぷり使って浮いた部分など全体をコートし固めました。強度はABS樹脂よりもエポキシ樹脂のほうが強いので問題なしでしょう。


↓次に棒部分の印刷です。最初に印刷しようとしたところ、また徐々に軸がずれる現象が出てきたのでいったん印刷ストップ。いろいろ調べましたが原因不明です。何かのきっかけに起こります。


↓2回目何もせてい変えずに印刷したら、綺麗に印刷完了しました。どうも電源を入れて慣らし運転を数分して本番印刷したほうがうまくいくことが多い気がします。


↓棒は2パーツになっていて、合体させたところ。差し込むだけで特に接着はしてません。差し込むと微妙に軸がずれているのが分かりますが問題なし。


↓完成!、3Dプリンターの上に設置しました。スタンドは余っていたアクリル板にエポキシ樹脂で接着しています。


見た目悪いけど、何の問題もなく使えるのでヨシとします。

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■ ■ ■ コメント ■ ■ ■

いいっすね!=21
001 [11.19 22:03]hoge:3Dプリンタで3Dプリンタ作る時代までには、まだもうちょっと掛かるということは、おかのした! (4)
002 [11.19 22:04]@Au:旋盤でも旋盤に必要な道具を切削しますので普通の作業ですな。 (2)
003 [11.20 01:44]ぽな@Biglobe:ABSは冷めると強く収縮するのでソリ易いです。ABSでは風が当たらないように、Enable Print Coolingは外してます。段ズレはプリントスピード遅くしてみては。 (4)
004 [11.20 14:39]musicdevice@NetHine:micromakeのKITを組み立てたものがグレコですが、オプションのヒートベッドが付いていません。ヒートベットは浮き防止とABS時には必須です。まずはPLAで(削るの大変ですけれど)。ヒートベッドは電源、その他小物とセットで Aliexpress で micromake を検索すると見つけることができます。 大きさのあるABS時には全体を多くケース(ダンボールで可)も必要です。 (4)
005 [11.20 19:18]こた:だいたいベッドがすこーし浮いてる(印刷範囲の中で)ところが印刷浮いちゃうみたいで、最近はラフトをつけて印刷することで割と回避できてますが、うちのはヒートベッド付き、ほぼ閉じた形状だから、割とあったかい状態を保てるので、条件違うからなあ・・・・。 (2)
006 [11.23 11:05]ロード乗り@Biglobe:ニコ動のこれ見たら、ふぇちゅいんさんが思い浮かびました。http://www.nicovideo.jp/watch/sm30070331 (3)

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デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」でうまく印刷するためのTIPS

(1)印刷するためのコード「.gcode」ファイルはフリーソフトCuraで落ちているデータ「.stl」から作れる。
(2)Curaの設定でスタートアップコードにステージの高さをキャリブレーションするためのG29コードを追加する。
(3)ヒートベッドが搭載されていないのでABSは印刷しにくい、PLAの方が綺麗にゆがみなく出力可能。
(3)ABS樹脂でもPLA樹脂でも、ステージには「消え色ピット」をまんべんなく塗り、乾かして使用する。ゴミが溜まってきたらステージを取り外し、水につけると綺麗に取り除ける。マスキングテープをはり、その上に「消え色ピット」を塗るとステージを外して掃除する手間が省ける。
(4)ヘッドが変な動きをしたらモーターとベルトをつなぐイモネジがゆるんでいる可能性があるので締める。
(5)Initial Heightを0.2mmにするとしっかりステージに印刷するオブジェクトが固定される。
(6)印刷前にgcodeファイルをRepetier-Hostなどで確認すると良い、ポイントはきちんとステージに設置しているか、Brimは十分かなど。
ありとあらゆるノウハウがあるのでこのページに書かれている事を最初から最後まで熟読すると良い。



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