2016.12.01
デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」でスカスカのオブジェクトを印刷する方法
水耕栽培用途に水を通すモノを作る必要があり試行錯誤したら出来ました。
↓Curaでgcodeを出力する時の設定です。色々と試して分かったのですがgcodeを出力する際に「中身の詰まった部分」は「Shell(殻)」と「Infill(中身)」に分けて設定出来るみたいです。ここでShellを0mmとし、Infillを100%から下げて(今回は20%)とすることで写真のようなスカスカのオブジェクトが印刷されます。今回は中身の20%の作り方を「ZigZag」としています。
↓(参考)同じ設定でShellを0.8mmとした場合、中身は同じようなスカスカ構造ですが表面はしっかりと印刷されています。これはInfillのみを減らしても見た目は出来上がりの見た目は変わらないことになりますので、フィラメントを節約して試し印刷するのに便利そうです。
↓印刷開始した直後、
↓完成
スカスカオブジェクトを出力する方法として↓みたいにフィラメント径を偽ったり、供給量を減らしたりすることで全体的に密度を減らすことが出来る気がしますが、ランダムに穴が空くはずなので、それに比べると今回の方法の方がしっかりしていて、かつスカスカのオブジェクトが作れる気がします。
Category:【1台目】3Dプリンター「3Dグレコ」でイロイロDIY
■ ■ ■ コメント ■ ■ ■
いいっすね!=31
001 [12.01 12:42]hoge@OCN:本気出てきたっすね! ↑(3)
002 [12.01 16:33]その@Biglobe:スカスカ鉢底に敷く網は、100きんで買えますよ。コストなら、既製品カスタムが安い。勉強なら仕方ない ↑(4)
003 [12.01 21:19]j:自分の思い描いてるモノが寸法ばっちりで作れるとかって超魅力的?なんかのマンガで、未来はボタンを押せば電子レンジみたいなものから好きなモノが出てくる世界がホントに来そうですね ↑(3)
004 [12.01 21:21]j:↑日本語めちゃくちゃだった訂正。なんかのマンガでこういうの見たけど、ボタンを押せば電子レンジみたいなものから好きなモノが出てくる世界がホントに来そうですね ↑(4)
005 [12.02 00:41]ふぇちゅいん(管理人) TW★61:材料費26円だよ。 ↑(3)
006 [12.02 10:17]ぬるぽ:マザーボード上で、CPUを差し込むための足場みたいなデザインですね。 ↑(2)
007 [12.02 21:47]こた:いいなあ。やってみたけど、底面と側面は最低1のカラが必要でした。トップだけ0にできました。>ダヴィンチ1.0pro ↑(4)
008 [12.03 09:14]ふぇちゅいん(管理人) TW★61:>>007専用ソフトですか?スカスカが作りたいならフィラメント送りの効率調整できるなら30%とかにしてみては? ↑(3)
デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」でうまく印刷するためのTIPS
(1)印刷するためのコード「.gcode」ファイルはフリーソフトCuraで落ちているデータ「.stl」から作れる。
(2)Curaの設定でスタートアップコードにステージの高さをキャリブレーションするためのG29コードを追加する。
(3)ヒートベッドが搭載されていないのでABSは印刷しにくい、PLAの方が綺麗にゆがみなく出力可能。
(3)ABS樹脂でもPLA樹脂でも、ステージには「消え色ピット」をまんべんなく塗り、乾かして使用する。ゴミが溜まってきたらステージを取り外し、水につけると綺麗に取り除ける。マスキングテープをはり、その上に「消え色ピット」を塗るとステージを外して掃除する手間が省ける。
(4)ヘッドが変な動きをしたらモーターとベルトをつなぐイモネジがゆるんでいる可能性があるので締める。
(5)Initial Heightを0.2mmにするとしっかりステージに印刷するオブジェクトが固定される。
(6)印刷前にgcodeファイルをRepetier-Hostなどで確認すると良い、ポイントはきちんとステージに設置しているか、Brimは十分かなど。
ありとあらゆるノウハウがあるのでこのページに書かれている事を最初から最後まで熟読すると良い。
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