IKEA家具よ、俺に目を付けられた以上は楽に死ねるなんて思わないことだ。写真26枚【夏休みのテセウスのIKEA屋外家具】
お盆にルーフテラスでプールとかき氷三昧していたら二人掛けのチェアがバキっと。
ほぞ、ほぞ穴部分が広範囲に腐食していました。
いつも通り3Dプリンターで作ったほぞ穴サイズのプラ部品を挿入します。
今回、全部エポキシパテで埋めるのも面白くないのでダイソーで買ってきた「たけひご」を隙間に詰めます。
ほぞ穴の上にも敷き詰める。
次にエポキシパテをエポキシ樹脂とタルクを混ぜてDIYで作ります。
↓エポキシパテが真っ白だと見た目が悪いのでダークブラウンの顔料を混ぜます。
こねこね、こねこね、こねこね
そして竹ひごをしき詰めた部分に塗っていきます。
数日後、エポキシパテが固まった後にヒートガン等で加熱して挿入していたほぞ穴形状のプラを取り除けばほぞ穴側は復活。人間の力では破壊不可能な強度です。しかし、元の木材と比較して柔軟性が無いのは少し気になります。
次にほぞ側の再建です。ほぞの再建には6mmx40mmのダボを使いますが今回から腐食防止の塗料で塗装して使うことにしました。
これまではダボの周囲をエポキシパテで覆い「ほぞ」を再建してきたのですが、新方式です。3Dプリンターでこんなパーツを作りました。infill=100%のPETGの強度は木材に劣るものではありません。対候性は低いと聞きますが直射日光の当たらない部分なので問題無いと思う。
腐敗し「ほぞ」が無くなった木材。「ほぞ」部分が砕けて、ほぞの手前の木材も一部スポンジ状になっていました。
腐敗した部分は削って除去しエポキシパテで埋めたのち、ダボを挿入する穴を開けていきます。見えないところなのでエポキシパテは白いまま使っています。
合計10か所ぐらいにこの処理を行いました。
ダボを挿入していきます。開ける穴の直径は6mmで、そこに6mmダボを無理やり挿入していきます。
そして、先ほどのPETGのプラパーツを押し込めば「ほぞ」の復活です。
もうすぐ完成だ!!!と思っていたら1本の木材が真っ二つに砕けました。木材全体まで腐敗が進んでいたようです。腐敗はいつも木材中心部のみがスポンジ状になり繰り返し塗料を塗っている表面部分は丈夫なままです。
腐敗しスポンジ状になった部分を削ったのち、内部の表面にも腐敗防止作用を期待して塗料を塗ります。
削った部分にエポキシパテを充填し
合体
そして全体を押し付けてエポキシパテが固まるのを待ちます。
木材の復活です。木材&エポキシパテのハイブリッドで俺の力では破壊困難な強度のある木材として生まれ変わっています。柔軟性が無くなったのは少し気になるところ。まだ全体の50%以上は木材のはずw
さあ、組み立てです。木材を並べて
ほぞをほぞ穴に挿入していきます。
これで完全復活!
ほぞ組の木材を長持ちさせるコツは年に1回バラしてほぞ穴、ほぞ部分にも防腐塗料を塗ることだと思う。腐敗が始まる現況は「ほぞ構造」だと思います。隙間があり水がたまりやすいわけで。ここを起点に腐敗が進みます。
Category:#自宅DIY #ルーフテラス活用
Keyword:テセウスのIKEA屋外家具/17
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いいっすね!=74
001 [08/26 20:54]こうじ@YahooBB:PL法を超える執念だね、身体にフィットした物や思い入れがあって買ったものは諦めがたい!そこをファストファッションやグローバルチェーンにはわかって欲しいな。 ↑(15)
002 [08/27 00:34]ふぇちゅいんさんふぁん(ゆるりゆラリー)★98:>>001 そういう想いがあるなら、そもそもイケアで買うべきではないよ。 ↑(14)
003 [08/27 10:12]ふぇちゅいん:IKEAの屋外家具は完全理解したが、木材の材質、構造ともIKEAに落ち度は無いぞ、キノコにかもされなければ本当に硬い良い木材だ。今回の腐敗は単に多湿日本での木材家具の限界なのかと。IKEAがさらに出来ることがあるなら毎年のメンテナンスのマニュアル化、スペアパーツの継続的販売ぐらいだな。 ↑(13)
004 [08/27 10:13]ふぇちゅいん(夏終了) TW★93:現在購入9年目だが、適切にメンテナンスすれば20年ぐらいは問題無く使えそうな気がする。適切なメンテナンスとは「ほぞ組」をバラして防腐剤の長くても2年に一度の塗布かな。 ↑(16)
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