デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」で錆びないバイス(万力)を作製して自作温室に使用
カテゴリー:【1台目】3Dプリンター「3Dグレコ」でイロイロDIY(記事数:73)

↑B


2017.01.18

デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」で錆びないバイス(万力)を作製して自作温室に使用


先日作製したベランダの温室の留め具として使います。手回しやスパナで締め付け2枚の板でビニールシートを挟み込み固定します。素材はPLAです。屋外で使用するパーツにPLAはどうかと思うのですが、うちのようなヒートベッド無しの環境ではPLAの印刷が極めて安定していて、なかなかABSを使う気になりません。ヒートベッドのパーツ購入したいのですが、ずっと売り切れなんだよねぇ。


↓これまでの100円ショップの金属製バイス、すぐに錆びることが予想されました。


↓ネジ部分は自分で作ったわけではなくこのボルトとナットのデータを利用しました。

↓ボルトとナットを別々に平置きの向きで印刷してます。最初はちょっとキツイですが何度も出し入れしていると滑らかに入るようになります。最初入らないのは印刷したオブジェクトの表面が凸凹していることが原因かもしれません。サイズ的にはぴったりサイズと思います。中身はスカスカの10%infillですが十分な強度があるように感じます。


↓今回のデザインはAutodeskの123D Design、fusion360は難しくてまだまだ使えません。慣れてくると123D Designで色々出来るので当分移行しないかも。
今回、この向きでまとめて印刷。ボルトとナット部分は元のパーツから80%程度に縮小して利用しています。強度が必要なので少し奮発して内部はInfill30%にしました(俺ってケチだなw)


実はなぜかそのままでは入りませんでした、仕方ないので「ボルト」部分のみを軸方向のみ100%で、それ以外の2軸方向に95%縮小して再印刷し、やっと入りました。もしかしてボルトを縦向きに印刷したのに対し、ナット部分を横向きに印刷したので縦横比が微妙にずれているのかもしれません。

今回はLayer Heightを0.2mmにしています。最初0.3mmにしたのですがなぜかBrimが全体に付かなくなりました。CuraのLayer表示などで事前にBrimの設定状態がおかしいことが分かるので事前に確認することが重要と思います。

Category:【1台目】3Dプリンター「3Dグレコ」でイロイロDIY



■ ■ ■ コメント ■ ■ ■

いいっすね!=30
001 [01.18 11:15]brim:LayerHightをイジったことで計算誤差が発生して接地面が極端に小さくなったんだとおもいます。z方向に0.1づつ下げていけばbrimが広がるかと。 (4)
002 [01.18 11:23]ふに@OCN:紫外線劣化で割れたりしないかな? (5)
003 [01.18 12:24]Sweet@NetHine:貯金箱やスマホケースばかりではなぁ…と思ってましたが、こういう機能部品がサイズカスタムで作れるのは良いですね。ダイソーのディッシュスタンドを2つ組み合わせて、3.5インチHDDを大量に積めるマウンターをDIYするというネタがあるのですが、スタンド同士を固定するパーツなんかを3Dプリンタで出せると良いなぁ…と思ってる次第。 (3)
004 [01.18 14:13]しんき:私も、紫外線劣化に一票。 (2)
005 [01.18 16:40]紫外線対策:アルミホイルでも巻いたら? (1)
006 [01.18 18:27](`・ω・´)@Biglobe:ネジって基本タップかけるからね。3000円ぐらいのEバリューの買ったけど良かった。 (3)
007 [01.19 00:13]フニ@Au:塗装で延命+壊れることを想定した使い方で。 (2)
008 [01.19 10:31]結線バンドでも:屋外用とかあるからねえ。(紫外線を通さないように色付けてるだけかもしれんけど)定期的に郷土確認した方が良いかも (3)

名前 ↑B

コメント(※改行は省略されます)

※3回以上の連続書き込み不可
この記事のアクセス数:


デルタ型3Dプリンター「3Dグレコ」でうまく印刷するためのTIPS

(1)印刷するためのコード「.gcode」ファイルはフリーソフトCuraで落ちているデータ「.stl」から作れる。
(2)Curaの設定でスタートアップコードにステージの高さをキャリブレーションするためのG29コードを追加する。
(3)ヒートベッドが搭載されていないのでABSは印刷しにくい、PLAの方が綺麗にゆがみなく出力可能。
(3)ABS樹脂でもPLA樹脂でも、ステージには「消え色ピット」をまんべんなく塗り、乾かして使用する。ゴミが溜まってきたらステージを取り外し、水につけると綺麗に取り除ける。マスキングテープをはり、その上に「消え色ピット」を塗るとステージを外して掃除する手間が省ける。
(4)ヘッドが変な動きをしたらモーターとベルトをつなぐイモネジがゆるんでいる可能性があるので締める。
(5)Initial Heightを0.2mmにするとしっかりステージに印刷するオブジェクトが固定される。
(6)印刷前にgcodeファイルをRepetier-Hostなどで確認すると良い、ポイントはきちんとステージに設置しているか、Brimは十分かなど。
ありとあらゆるノウハウがあるのでこのページに書かれている事を最初から最後まで熟読すると良い。



本カテゴリーで直近コメントが書かれた記事


→カテゴリー:【1台目】3Dプリンター「3Dグレコ」でイロイロDIY(記事数:73)
本カテゴリーの最近の記事(コメント数)